礒田研究室
研究の概要
現在の日本は飽食の時代と言われ、巷には食料があふれています.しかし世界的に見れば、飢餓で苦しんでいる人々はまだまだ大変多いのが現状です.また,開発途上国では人口増加に食糧生産が追い付かない可能性もあり、食料増産を目指す作物学の果たす役割は今後とも大きいものと考えられます.農業に適した土地での大幅な作物生産向上については今後多くを望めないかもしれませんが,開発途上国の多くが乾燥地のため,不良環境下,特に乾燥地での作物生産向上は今後さらに重要になるでしょう. 私の究極の研究テーマは生産性(収量)の向上です.現在までバレイショ、ダイズ、ラッカセイ、イネ、ワタ、テンサイ(砂糖ダイコン)について研究を行ってきました.今最も関心のあるテーマの一つは乾燥地農業の生産性向上です.1990年より乾燥地である中国新疆ウイグル自治区において実験を始めてきましが、1998年に新疆石河子市に本格的な研究所を設立することができ,研究を進めています.研究手法は圃場での実験を中心に,葉面積、重さを計る生長解析法から、様々なセンサーを使った生理的形質のモニター,リモートセンシング手法を利用した非破壊的計測法などです.

中国新疆の農地

電話:047-308-8814

千葉大学大学院園芸学研究科

E-mail : isoda@    
礒田昭弘
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