TNTliteの使い方 [見出しレベル1]

TNTliteとは米MicroImages社(http://www.microimages.com/[リンク])のGISシステムであるTNTmipsの入門用無料ソフトです。製品版とは次の点が違うだけです。
[順序なしリスト]
扱えるデータの数に制限がある。
データのエクスポートができない。
サポートがない。

それだけに、機能や使い方も複雑なので、全てを修得するにはかなりの時間がかかります。ここでは、一部の機能だけにしぼって説明します。

使用例 [見出しレベル2]

fig1.png[図, 737x679pixels]

採集地点のGPSデータを利用して分布図を作成する [見出しレベル2]

TNTのデータベースピンマップの機能を利用する。最も簡単にはExcelで次のようなデータを作り、dBASE IV形式で保存したものをProcess->Import/Exportでインポートする。ただし、Macintosh版のExcelはdBASEエクスポートにバグがあるようなのでWindows版を使う。インポートするときにLINK形式にしておくと後でExcelを使ってデータの修正ができるので便利。

GPSデータサンプルファイル [見出しレベル3または表のキャプション]
[表]
ID LAT LONG ALT CLASS
2002s038 -322546 -0615923 250 3
2002s149 -330528 -0522839 520 1
2002s184 -311124 -0564715 105 3

GPSデータのインポート [見出しレベル2]
	[順序付きリスト]
	1 	TNTliteのメインメニューからProcess->Import/Exportを選ぶ。
	2 	Import/Exportウィンドウのリストの中からdBASEを選ぶ。
	3 	一番下、左側のImportボタンを押すとファイル選択ダイアログが開くので保存したdBASE形式のファイルを開く。
	4 	プロセスオプションのダイアログが出るので、Link onlyのボタンを押しておく。
	5 	保存先のファイルを聞いてくるので、適当なファイルを開き、新しいオブジェクトを作る。

GPSデータの表示 [見出しレベル2]
	[順序付きリスト]
	1 	TNTliteのメインメニューからDisplay->Geo dataを選ぶ。
	2 	表示したいGPSデータが含まれるようなRasterやVectorデータを開き、投影法や表示範囲(clipping)を指定する。
	3 	Add ->Databese pinmapでインポートしたGPSデータを選ぶ。
	4 	Pointタブを開いてX...にLONG、Y...にLAT、Alt...にALTと設定し、FormatポップアップでDDDMMSSまたは-DDDMMSSを選ぶ。
	5 	シンボルや色を設定する。スクリプトを使うと表示が自由に変えられる。