千葉大学 果樹園芸学研究室

当グループは、千葉県立園芸専門学校が創立された明治42年に果樹園芸学教室として発足し、昭和24年に新制大学として本学部が誕生後は園芸学科の果樹園芸学講座となり、その後の学科改組により園芸学科果樹園芸学グループとして現在に至っています。


当果樹グループでは、果樹を研究対象とし、高品質果実生産を可能とすべき新しい栽培技術を構築するとともに、その理論を生理学的観点から明らかにすることを目的として研究を行っています。研究圃場としては松戸キャンパス(ニホンナシ、ブドウ、キウイフルーツ、 ウメ、モモ、イチジク)、柏の葉キャンパス(カキ、ニホンナシ、ブドウ、ウメ、キウイフルーツ)、および森林環境園芸農場・群馬県沼田市(リンゴ、セイヨウナシ)があり、多くの樹種で研究を行っています。


教育面では果樹について栽培学的および生理学的な面から解説し、これらの知識およびこれらに立脚した栽培技術や管理法を習得してもらうことを目標としています。当グループの主な担当科目としては、学部2年次で、果樹園芸学総論、農場実習II、3年次で落葉果樹栽培論、 常緑果樹栽培論、栽培育種学演習さらに4年次には1年間にわたり研究に取り組み卒業論文をまとめる専攻研究等があります。


また卒業生の会として「松実会」があり、「松実会」主催のセミナーおよび産地見学会に参加し、先輩との情報交換や交流を深めています。