礒田研究室
主要研究テーマ
研究手法

研究手法
研究手法は,基本的には圃場で作物を生育させ,葉面積、重さを計る生長解析法を用います.また,様々なセンサーを圃場の中に設置し,作物の生理状態を計測します(葉温,受光量,蒸散量,CO2同化速度,クロロフィル蛍光等).さらには,リモートセンシング手法を利用した非破壊的計測法も用いています.

受光量
赤いフィルムが簡易積算日射計フィルム(オプトリーフ).フィルムに展着した赤い色素が,光を受けて退色する程度によって受光量を推定します.軽量,安価で一度に大量に使用でき,葉に直接貼り付けることができるため,風や自身の動きに影響なく葉面が受けた光エネルギーを測定できます.
蒸散速度(茎流速度),葉温
茎の根本に茎流センサーを取り付け,個体全体の蒸散速度をモニターできます.熱電対を葉面に取り付け,葉温をモニターでき,ストレスの検知に利用できます.
クロロフィル蛍光
葉面からのクロロフィル蛍光を測定することにより,光合成の明反応の効率,ストレスによる光合成器官の損傷程度を測定することができます.
反射光の測定
リモートセンシング技術の一つで,葉面からの反射光を波長別に測定することにより,植物体の状態を推定しようとしています.将来的には人工衛星に同じセンサーを積み込むことで,宇宙から値用の作物群落の光合成の様子がモニターできるようになるでしょう.

電話:047-308-8814
千葉大学大学院園芸学研究科
E-mail : isoda@    
礒田昭弘
@の後にfaculty.chiba-u.jpをつけて下さい