バイオインフォマティクス

UNIX (Linux) の操作について

● よく使うUNIXコマンド

cat ファイル名
ファイル名のファイルを画面に出力する。(conCATenate、本来は複数のファイルを連結するコマンドだが、内容を画面に出力するために使われるのが普通。)
cd ディレクトリ名
カレントディレクトリを移動する。(Change Directory)
ls ディレクトリ名
ディレクトリの内容を表示する。ディレクトリ名を省略するとカレントディレクトリを表示する。ls -l とするとファイルの属性やサイズがわかる。(LiSt)
mkdir ディレクトリ名
ディレクトリを作る。(MaKe DIRectory)
pwd
カレントディレクトリのパス名を表示する。(Present Working Directory)
rm ファイル名
ファイルを削除する。(ReMove)

● Rubyプログラムファイルに実行権限を与える。

プログラムの先頭に次の行を書き加え、ファイルの属性を変えればファイル名を与えただけでプログラムを実行できる。


#!/usr/bin/ruby

これはプログラムを翻訳して実行するRubyインタープリタの場所を示すもので、利用するシステムによって異なることがある。千葉大学の教育用システムはこの場所。


z8h1234 ruby$ chmod a+x aProgram.rb

上記のコマンドだとすべてのユーザーがこのプログラムを実行できるので、自分以外のものが実行するのを防止するにはchmod u+xとする。このコマンドでファイルの属性を変更したらls -lで実際に属性が変わっていることを確認する。

以上の操作のあとは


z8h1234 ruby$ ./aProgram.rb

とするとプログラムを実行することができる。

Linuxなど一般のUNIXシステムではPATH環境変数にカレントディレクトリが入っていないためにファイル名の前に ./ を付けることが必要となる。セキュリティ上の理由からこのようになっているのだが、もし毎回./をつけるのが面倒であれば環境変数のPATHに./を付け足せば省略できるようになる。


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2010年5月7日作成、2011年4月14日更新

國分 尚 (Hisashi Kokubun)
hkokubun at faculty.chiba-u.jp