生物統計学 2015

2015年5月15日

レポート課題

本日の授業中に指示した通り、プリントの練習問題の4番について、Rを用いて実際にt検定を行いレポートとして提出して下さい。

Rについては、t.test関数を使わずにプリントとRプログラムの授業用解説ページのt検定の項目を参考にして偏差平方和とサンプル数からt0の値を計算し、qt関数を用いて5%水準の棄却限界値を求め、帰無仮説が棄却できるかどうかを判断して下さい。

レポートの形式はワードまたは適当なテキストエディタを使ってRの出力をコピーペーストし、そこに必要な文章を書き込んで下さい。

提出期限: 2015年5月28日(木)深夜
提出先: Moodleまたは電子メールでhkokubun@faculty.chiba-u.jpまで

レポート記述例

サラブレッド種とアラブ種の体高の平均値に差があるか、t検定によって検定する。

帰無仮説 H0: サラブレッドとアラブの体高に差はない
対立仮説 H1: サラブレッドとアラブの体高に差はある

それぞれのデータを変数に付値する。

> sara<-c(160,168,158,165,161)
> arab<-c(153,155,149,152)

t0を計算する。

> m1<-mean(sara)
> m2<-mean(arab)
> ss1<-sum((sara-m1)^2)
> ss2<-sum((arab-m2)^2)
・・・

自由度 (n1-1)+(n2-1) = 7の有意水準5%の両側検定における棄却限界値を求める。[2015-05-22修正]

> qt(0.025,7,lower.tail=F)
[1] 2.364624

t0の値が棄却域に入るので帰無仮説H0は棄却できる。従って、サラブレッド種とアラブ種の体高の平均は有意水準5%で有意に差があると言える。

ちなみに、サラブレッドは英語ではThoroughbredなので、変数名にsaraなどとするとあまり賢く見えないので注意して下さい。