カロチノイド Carotenoid 


カロチノイド(図7)は などの色を示す色素の一大グループです。

花をはじめ、葉・根・果実など植物のいたるところに含まれています。

例えばニンジン・トマト・カキなどの色は全てカロチノイドによるものです。

また、植物ばかりでなく動物にも広く分布していて、ニワトリの卵黄の色もカロチノイドによるものです。

図7 カロチノイド(β−カロチン)


カロチノイドは一般に水に溶けにくく、油脂やベンジン・エーテルなどによく溶けます。

そのため、花をはじめ、植物や動物の体内では水(細胞液)に含まれるのではなく、細胞質中の特殊な粒状構造である有色体、または色素体に結晶状や沈殿状で含まれています(図8)。

作成中 図8 上側び表皮細胞の構造と色素の分布


戻る