コピグメント効果


コピグメント効果とは、アントシアニン類がフラボン類などの物質(これらの物質はほとんど無色か淡黄色)と生体内で組み合わされることで、より青色味を増す効果で、青色花が生じる原因の一つである(図13)。例えばスイートピーの仲間(Lathyrus articulatus)の赤色花の抽出液からはアントシアニン類だけが検出されフラボン類は検出されないが、他の種(L.clymenum)の青色花ではアントシアニン類とフラボン類の両方が含まれる。その他に、プリムラ(Primula sinensis)やライラックのフジ色花、フクシアの紫色花、パンジーの青色など多くの例が知られている。

 作成中 図13 コピグメント効果


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