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研究内容
当研究グループでは果樹・果実における植物ホルモンなど生理活性物質の制御とそれらの果実の発育および成熟における役割の解明ならびに実際栽培での利用、養液栽培の果樹への応用など、果樹栽培での重要課題に力点をおいて遺伝子レベルから実際栽培レベルまで幅広い研究を行っています。

1.果樹・果実の発育に関する生理学的研究
 当研究グループでは、果樹・果実の発育における植物ホルモン等生理活性物質の役割についてHPLC,GC/MSなど最新の機器を用いた解析ならびに生理活性物質代謝関連酵素遺伝子の発現解析から解明する研究を行っています。
 現在、植物工場プロジェクトに関連して、光質と果樹の生長ならびに内生植物ホルモンとの関係の解明に特に力を入れています。また環境ストレスや病原菌が果樹・果実中の生理活性物質や活性酸素に及ぼす影響や果樹の機能性や機能性成分の産生と環境・栽培要因との関係についても研究しています。また果実に発生する生理障害の発生要因を生理学的および栽培条件的な面から解析しその防止技術の確立も試みています。


 2.植物生長調節物質(植物ホルモン等)の実際栽培での利用に関する研究
 実際の果樹栽培では果実の高品質化や作業の省力化を目的に様々な場面で植物生長調節物質が利用されています。当研究グループでも長年にわたって実際栽培で利用できる植物生長調節物質の探索や目的に応じた利用方法の開発ならびにこれらの物質の作用機構の解明を行ってきました。現在では難無種子化ブドウ品種における無種子化技術の開発等に取り組んでいます


3.果樹の養液栽培実用化に関する研究
 植物工場プロジェクトに関連して、果樹における新しい栽培法の確立を目指した、養液栽培の実用化に関する研究を行っています。これらは果樹における肥培管理の省力化、高収量・高品質果実生産、二期作・周年果実生産および誰でも取り組めるマニュアル的生産を目的にしており、現在イチジク、ブドウ、ブルーベリーについて養液栽培樹の生理・生態的特性ならびに果実生産について研究を行っています。

4.果樹苗木の挿し木繁殖に関する研究
  果樹における挿し木繁殖は、挿し木発根性の良い一部の樹種に限られていますが、より多くの樹種や品種で挿し木繁殖が行えれば苗木コストの低下が可能と考えられます。当研究グループでは難挿し木発根性の樹種について、挿し木発根のメカニズム、環境条件を変えることや植物ホルモンの利用により挿し木繁殖が可能かどうか研究しています。
 また挿し木繁殖が容易な果樹については、挿し木苗の育苗技術についても研究しています。