うどんこ病菌 〜分生胞子編〜

うどんこ病は、最も身近に見ることができる病気のひとつです。花や野菜、樹木など、様々な植物の上で見ることができます。その名前の通り、葉の上にうどん粉(小麦粉)をふりかけたような白い病斑を形成します。

↑これはイヌムギのうどんこ病です。

 

本菌は絶対寄生菌で、宿主植物の葉の表皮細胞に吸器と呼ばれる器官を挿入して栄養を摂取し、繁殖します。白い粉のような病斑の正体は、うどんこ病菌の菌糸と胞子です。分生子柄の上に連鎖した分生胞子(分生子とも)を形成するのが本菌の特徴です。顕微鏡ではこのように見えます。分生胞子は飛散して空気伝染します。

 
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