環境植栽学
 研 究 室

千葉大学園芸学部
緑地環境学科
環境造園


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主な研究内容


 環境植栽学研究室では、主に以下の4つのテーマを中心に研究を行っています。

 

造園植栽の樹木学的研究

 樹木は環境植栽の主要な要素であり,植栽の施工および管理技術に関する基礎的研究は設計論と並んで本研究室の主要テーマのひとつである.
 ユリノキやトウカエデ,ケヤキ、シラカシ、キンモクセイなど代表的な造園樹根系分布調査や細根のTTC還元量の季節的変化の測定は,植栽基盤の構成や移植

 

技術を樹木形態学や植物生理学の側面から検討するものである.さらに樹形の形成過程の解析や葉色の季節的変化の計測など樹木の形態学的・色彩学的検討は,植栽設計論や植栽管理学を支える基礎となるものである.

 

植栽の視覚心理的研究

 造園植栽の設計や施工、管理には、経験によって培われた技能的側面が多くある。本研究室ではこのような技能を科学的に分析し、技術として理論化する研究を進めている。植栽の存在効果、特に植栽が視覚を通して心理に及ぼす影響は誰しも経験するところである。本研究はそのプロセスを実証的に解明するための基礎的研究である。
 初期の研究では、アイマークレコーダー(注視点記録装置)を用いてケヤキやクスノキなど単木を視覚対象とした実験を行い、樹木に対する眼球運動の基本的な特徴を明らかにし,さらに2本以上の樹木の組み合わせを視覚対象とした単純な配植パターンに対する眼球運動の解析を積み重ねた。この成果によって、植栽の形態と人間の視覚的認知過程との関係を把握するた

 

めの端緒が開かれた。その後、視覚情報が脳において処理されるプロセスを反映する脳波を解析することによって視覚対象物が心理に及ぼす影響を定性的かつ定量的に捉えることができるのではないか、という立場から1986年以降、脳波による解析を重ねている。
 顕著な成果としては、視覚対象が生垣であるときとブロック塀であるときとでは発生する脳波特性が明らかに異なることを実証した。現在は、眼球運動・脳波の解析とともに生理的反応(脈拍数や血圧の変化など)の測定や意識調査をあわせて行い、構成要素の異なる緑地における人間の心理状態の違いをとらえようとする実験を中心に進めている。

 

庭園の構成と植栽に関する研究

 植物材料の利活用のあり方は多様である。その諸様相の解析は、植栽に関する文化的・技術的特徴の解明につながる。この研究は特定の利用者を対象として構成された農村や都市の住宅における庭の構成と植栽を生活活動との関係において検討することにより、植栽意匠とその背後にある意味を探ろうとするものである。
 関東における農家の屋敷構成の実態調査からは、農作業の機械化等に伴って従来の作業場に植栽がなされるという傾向が共通して把握されるものの、その形態や樹種構成、管理方法等には地域や農業形態毎にある種の特徴がみられることが明らかとなった。
 古庭園に関する研究としては、六義園や小石川庭園、浜離宮庭園など江戸の大名庭園を中心に検討を続けている。

 

 また、わび茶と露地(茶庭)の空間構成に関する史的研究は、いわゆる「露地」という庭園様式の特徴を解明しようとするものである。
 今後これらの成果を積み重ねることにより、日本における庭園様式の史的展開を明らかにしてゆきたい。
 さらに庭園の植栽樹種選択には時代的な特徴があると思われる。この検討を進めるため、庭園遺跡における植栽樹種の構成を遺存植物体の解析によって復元的に考察している。また、絵巻物などの史料の分析により植栽意匠の史的展開の検討も進めている。
 さらに外国、特に韓国における庭園の空間構成と植栽について現地調査や史料解析を行い、比較植栽文化論的検討を進めている。

 

緑地の利用実態と植栽の機能に関する研究

 この研究は不特定多数の人々が利用する空間を対象とした植栽に関する研究である。
 既存の緑地における利用実態を解析することは、これからの緑地の計画・設計・施工・管理を行うに当たって欠かせないものであるとの観点から、公園や学校を

 

中心とした都市における子どもの遊び、商業地区のオープンスペースにおける人々の行動、街路における歩行実態、農村集落における屋敷・農地の配置などについて調査を進めている。



 

 

 

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