千葉大学園芸学部土壌学研究室 本文へジャンプ
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研究室概要

土壌の手触り

土壌は微生物の宝庫であり、無数の小さなすき間がある。手に取ってみると軟らかさが実感できる。

ポット実験
土壌を作ってさまざまな植物を植えてポット実験をする。植物は土の働きを正直に語ってくれるだろう。
研究室

土壌から放出される温室効果ガスを測定したり微生物の活性やDNAを調べる機械が並んでいる。



教育研究分野の紹介  関連授業科目  メンバー  主な研究テーマ

現状の問題点と将来展望
 卒業生,修了生の進路


教育研究分野の紹介


土壌は陸地を広く薄く覆っており、無機物・有機物・生物とから成る生物生産や生命活動に不可欠で地球にしか存在しない有限な資源のひとつである。わが研究室では、土壌の果たす持続可能な生物生産機能や環境保全機能の解明とその働きを維持・強化するための研究を行っている。


関連授業科目

土壌学概論、土壌微生物学、土壌生化学、生物生産基礎科学実験C、土壌学実験 他


メンバー(2007年度11月現在)

教官4名

教授:犬伏和之 准教授 坂本一憲 助教:松島未和
客員教授:野原精一(国立環境研究所

事務補佐員1名

学生34名

学振論博事業研究者:1名(フィリピン)
博士後期課程院生:12名(うち社会人8名、留学生4名)
博士前期課程院生:8名
大学院研究生1名(パキスタン)
学部4年生:6名
学部3年生:6名

荒廃地緑化

植物共生菌を用いた荒廃地の緑化と土壌改良

キャベツの生育

Penicillium sp. EU0013株によるキャベツの生育促進

菌根菌

植物根に共生しているアーバスキュラー菌根菌



主な研究テーマ

 教員の研究は研究業績を、卒業・修士・博士論文テーマは学位論文リストをご覧下さい。

 

各種土壌生態系における窒素、炭素、リンなどの物質循環と土壌との関わり(犬伏)

・各種土壌における微生物バイオマス窒素・炭素の動態<2005年9月 第50回日本土壌肥料学会賞受賞>

・湿原や熱帯土壌における有機物分解と温室効果ガスの放出 <2004年6月 第7回尾瀬賞受賞>
・干拓地土壌や深層土壌、底質の酸性化および岩石風化と硫黄酸化細菌の生態


植物に共生する微生物の機能解明とその活用(坂本)


ダイズとアーバスキュラー菌根菌との共生メカニズム
植物共生菌とバイオマス資源を用いた緑化資材や土壌改良資材の開発
・特異的脂肪酸やPCR法によるアーバスキュラー菌根菌のフロラ解析とバイオマス測定   
・植物生育促進能や発芽促進能をもつ糸状菌の分離と育苗技術への活用 
水田転換畑におけるアーバスキュラー菌根菌と根粒菌の生態

土壌圏をとりまく化学物質とエネルギーの流れ(野原)


・土壌圏、大気圏、水圏、生物圏の環境観測手法と湿原を含めた自然再生技術評価
・環境問題における化学物質とエネルギーの流れ、特に農薬の生態系影響
・酸性雨と越境大気汚染、土壌ー植物系ー微生物系への影響


土壌微生物を利用した地域・地球環境の変動要因・汚染原因物質の
  浄化と制御(犬伏・坂本)

   
・水田からのメタンガス放出抑制のためのメタン酸化細菌の生態解明(犬伏)

畑土壌からの亜酸化窒素ガス放出の制御要因の解析と土壌微生物(犬伏)
肥料窒素に由来する地下水の硝酸汚染とその対策(犬伏・坂本)

・ラン藻を利用した土壌修復技術の開発(犬伏)
地球環境変動が土壌微生物の活動に及ぼす影響(犬伏)
コンポスト(食品生ゴミ、家畜ふん、刈芝)やバイオマスプラスチックの施用が土壌理化学性・微生物性に
及ぼす影響(犬伏・坂本)


有機質肥料製造過程の微生物学的検討と製品の土壌生態系への
  影響評価(犬伏


田植え
渡良瀬川遊水地における
土壌浄化機能調査
インドネシア、スマトラ島森林伐採跡地水田における温室効果ガス放出の測定

現状の問題点と将来展望

環境保全型農業をはじめ人間活動と環境全体との関係までも視野にいれた教育研究によって、優秀な人材を育てるべく努力している。境界領域の教育研究分野や学外の研究者と連携を取りながら、将来果たすべき土壌学の姿を追究している。人員、予算、空間スペースなど学内環境の改善を目指しつつ、社会にもまた国際的にも開かれた教育研究を展開したい。


卒業生、修了生の進路

2006年度:科学機器、農薬、食品、化学工業、製薬各メーカー、生協、小学校教員

2005年度まで:大学教職員、民間財団・研究所研究員、国家・地方公務員、教員、JA、種苗関係、コンサルタント、科学機器メーカー、製薬メーカー、食品メーカー、化学工業メーカー、IT関係など