蔬菜研とは

 当研究室における研究の最終目的は,実際の野菜栽培において発展が強く望まれている栽培技術の開発・確立です.実際の研究は,これらの技術の基礎となる理論を解明するという性格が強いといえます.

 したがって,研究としては,実際に野菜を栽培し,さまざまな手法を駆使して,それら野菜の生理・生態的な反応を調査することが主となります.特に光・日長,気温,CO2濃度などの地上部環境,土壌有機物・地温・培養液濃度などの地上部環境の影響を明らかにして,新しい水耕栽培システムの開発(野外での実験を含む),苗生産の適正化,あるいは環境にやさしい栽培方法の確立などを中心に研究を行っています.

 一方,教育面では,園芸界に役立つ実践的人間を養成することに基本理念をおき,多くの実習・実験の蓄積という貴重な経験を持つ,有為な人材を社会に送り出してきています.

 卒論のテーマについては,研究室で提示する継続的に行われてきたいくつかの課題の他に,学生の希望にも最大限応えるようにしています.近年の卒論・修論のページに示したテーマの中にも学生が自ら主張して実施されたものも多く含まれています.

 実際の卒論は教官,大学院生との緊密なコミュニケーションのもとに行われており,研究室の雰囲気としては日頃からかなり活気にあふれています.

実験室

閉鎖型苗生産システム(苗テラス)


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