相澤 章仁 (Akihito AIZAWA) ◆学年:D3 ◆研究テーマ 市民による自然地保護にむけた順応的管理システムの構築 ◆キーワード 市民活動、湿地、生態系管理、群集動態、草本植物、埋土種子 ◆学会発表 ■IFPRA Asia Pasific Congress 2008 (Christchurch, New Zealand, Poster Session) A challenge for starting ecological adaptive management with citizens in a neighborhood ecosystem Akihito Aizawa, Yoritaka Tashiro ■日本生態学会第54回大会 ポスター発表 都市内残存湿地における埋土種子解析と管理・利用計画 相澤章仁, 百原新, 田代順孝 ■日本生態学会第53回大会 岩礁潮間帯において生物多様性は生態系機能にどのように影響するか 相澤章仁, 仲岡雅裕, 辻野昌広, 野田隆史, 堀正和, 山本智子 ■日本生態学会第51回大会 ポスター発表(群集生態分野 優秀賞受賞) 岩礁潮間帯生物群集における生物多様性‐生態系機能関係の解析 相澤章仁, 仲岡雅裕, 野田隆史, 山本智子, 堀 正和 |
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研究内容 2007年に環境省より発表された第三次生物多様性国家戦略では、地域における人と自然の関係を再構築することが基本戦略のひとつとして組み込まれているが、都市近郊の住宅地における緑地では、遊具や運動場などが設置されている公園が多く、この戦略が本来意味する“自然”を感じられる場所は少ない。私が対象地としている根木内歴史公園(千葉県松戸市)は、密集した住宅地の中に休耕田がそのまま湿地として残されているという自然の様相が留められた公園であり、このような場所こそが人と自然の関係を再構築する場として重要であると考えられる。 また、現在このような地域の小さな自然を管理することに行政はほとんど手をかけることはできない状況であり、市民参加型管理がなされることが理想的である。しかしこのような管理を市民主導型で日常的に行う例はこれまでにほとんどないため、その手法について検討をする必要性がある。 そこで私は対象地での市民活動(主に湿地の管理活動)に共に参加しつつ、市民が理解し使うことのできるモニタリング手法を開発し、そのデータを用いて市民と共に効果的にこの湿地を保護するシステムを開発することを目的として研究を進めている。 |