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茵 京禄 |
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居住形態の相違から見た緑意識に関する研究 |
概要>>> |
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川崎市幸区新川崎駅周辺の低・中・高層の居住形態が近隣圏に混在する地域を対象に、居住形態の相違からみた居住意識と緑に対する意識構造を明らかにすることを目的としたものである。現地詞査とアンケート調査を実施し、それらを回帰分析と因子分析により解析した。その結果、居住形態別の住民の居住環境評価の構造、住民の居住に対する意識構造、緑の認識状況、緑の整備に対する意識の相違等に関する知見を得た。 |
木下 剛 |
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オープンスペースからみた近世城下町の空間構成と
その近代的変容の契機 水戸市を事例として |
概要>>> |
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本研究は、水戸市を事例として、近世城下町の空間構成とその近代以降の変容の要因を明らかにすることを目的とした。その結果、近世城下町は防衛を主目的として自然を基盤に巧みに構築されたオープンスペースシステムとして捉えられることを明らかにした。さらに近代以降、単に利便性の向上(水害、通行障害の防止)を目指したことにより、オープンスペースシステムが破綻しかけたが、近年、都市の骨格として環境保全機能を担うシステムとして評価されていることを明らかにした。 |
河野 和也 |
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震災復興小公園の平面形態の構成とその特性に関する研究 |
概要>>> |
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本研究は、震災復興小公園を事例として公園の全体形がどのように成立しているかという問いを理論的に解明しようと試みたものである。そのために公園全体を樹木や施設といった微細な要素にまで分解し、それらを再び、全体のうちに位置付けてみるという方法をとった。この方法は、建築学の形態論や、言己号学における作家論(エクリチュールという概念)を参考としたものであり、公園設計の分野においてこの方法が適用できた。 |
高橋 靖一郎 |
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都市環境整備における「ランドスケープ」の役割に関する考察 |
概要>>> |
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1980年代後半の都市景観の混乱を経て、建築デザインにおいて、固有の環境条件との関係を視覚的に表現する手段として「ランドスケープ」が意識され、そのデザインに根拠を与えている作品が見受けられる。その事例の研究から、都市環境整備において、良好な環境状態を顕在化させ、さらに、それを達成するための合意形成を促す概念として「ランドスケープ」の果たす役割が重要であるという知見を得ている。 |
平松 玲治 |
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都市公園の需要予測モデルについて |
概要>>> |
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都市公園の需要予測モデルを都市公園の持つ「魅力度」という概念を用いることにより構築した。「魅力度」は活字マスメディアである雑誌・一般書籍・情報誌への登場回数により決定される。モデル式は、年間利用者数を目的変数、「マスメディア登場回数」を説明変数とする回帰式で表し、それらの相関性の高さを証明した。その結果、公園利用を個人の嗜好に左右される消費行動であると考察した。 |
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