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内田 和伸 |
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城跡公園の変容と環境整備に関する研究 |
概要>>> |
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近世城郭跡に立地した公園を取り上げ、空間構造の変容を施設の存廃動線の変化から把えた。その結果、大規模な公園施設の導入や園路の付け替え等によって歴史的な地割りが不明確になったり、遺構が破壊されたりしている例のあることがわかった。城跡の公園化は史跡保存制度の充実するまで城跡を公開し保全するのに大きな役割を果たしたが、文化財保全の点からは充分でなかったことを指摘した。 |
松本 環 |
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霞ヶ浦の水際線の変遷と保全に関する研究 |
概要>>> |
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人為的自然環境の特質についての検証を行うことを目的とした。対象地は古くから共同で水生植物群落地を管理している霞ヶ浦沿岸入会地とした。景観性、オープンスペース性、利用状況及び管理の方法等を禍査し総合的な環境の評価を行い、野生地との上は交を行った。長期間十定の人為作用が加わることによって生まれた特殊な環境にレクリエーション空間として高い評価が得られ、その評価の要因は群落地の伝統的管理形態と密接な関連性があることがわかった。 |
広瀬 将人 |
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独立住宅の外部空間の構成とその表層化についての研究 |
概要>>> |
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庭と境界部が構成する独立住宅の外部空間に焦点を当て、そこに構成されている要素や樹木等の動態をミクロに捉えて、貧相化している街並みの種々な要因を明らかにすることができた。つまり、建て替え等の空間更新に影響を受けながら限られた外部空間には、緑披の単純化(樹種の単一化、本数の減少)や修景性に乏しい工作物の表出が見られ、住み手との多様で密接的な状況から生まれるこれら領域が、質的にも大きく低下していることが理解できた。 |
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