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2019年度国際会議Digital Cultural Heritage: Future Visions a Landscape Perspectiveの最優秀学生論文賞の受賞について

掲載日:2019/12/24

大学院園芸学研究科(環境造園学領域)博士前期課程の施佳穎さんと陳格さん(浙江大学からの交換留学生)の応募論文が2019年度国際会議Digital Cultural Heritage: Future Visions a Landscape Perspectiveにおいて、最優秀学生論文賞を受賞しました。

 この国際会議は、2019年11月23日から24日に中国の上海において、国際記念物遺跡会議(ICOMOS-IFLA ISCCL)と中国の同済大学、およびオーストラリアのクイーンズランド大学が共催しました。この国際会議では、文化的景観に対するデジタル技術を活用した文化遺産の保全・管理方法について議論しました。国際会議には、11の国と地域から200人近くの研究者が参加し、その中で最優秀論文4点、最優秀学生論文2点が選ばれました。
 受賞論文のタイトルは、「Does View Factor Predict Landscape Cognition: A Case Study of Tokyo Cultural Heritage Garden」です。東京ではビルが林立する谷間に伝統的な庭園が存在しています。これら伝統的な庭園への来訪者に対する周辺のビルの影響について、来訪者388名への意識調査を行いました。さらに受賞者らは現地調査で、庭園、空、庭園の外のビルについて形態係数(幾何学的位置関係を表す量)を計測しました。その結果、庭園の形態係数が来訪者の認知項目を予測する強い因子であることを明らかにし、このことが評価され最優秀学生論文賞を受賞しました。

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