HPLC フローセル洗浄




1.装置電源をOFFにし、電源コードを抜く


2.SPD M10A パネルを開ける

パネルを手前に開けると、左側に光源室、右側にフローセルがある。




3.簡易洗浄

(1)キャリアが流れてくる方向(入口)から、シリンジにて蒸留水を注入し、セル内を蒸留水に置換する
*置換しないと、有機溶媒と塩が混合し、析出してパイプが詰まる可能性がある

(2)入口からシリンジにて、イソプロピルアルコールをセルに流し込み、レンズを洗浄する

(3)光量チェックを行い、汚れがとれたかを確認する




4.分解洗浄(1)

*3.の方法を行って、石英レンズの汚れが取れない場合行うこと

セル固定ネジをコインでゆるめて、取り外す
パイプを外す


5.分解洗浄(2)

レンズ固定ネジを(−)ドライバイーでゆるめて、取り外す


6.分解洗浄(3)

爪楊枝で、レンズ・セルマド・テフロンガスケットを取り外す

レンズ・セルマドの汚れをイソプロピルアルコールで洗浄する
汚れがひどい場合二は、イソプロピルアルコールを含ませたガーゼで拭き取る
それでも取れない場合は、イソプロピルアルコールで超音波洗浄15分

イソプロピルアルコールをガーゼに浸し、ステンレスのセルハウンジング内部の汚れを拭き取る


7.分解洗浄(4)

セルを組み立てる

<レンズ側>
セルハウジング→テフロンガスケット→石英レンズ→レンズ固定ネジ

<セルマド側>
セルハウジング→テフロンガスケット→セルマド→レンズ固定ネジ




8.分解洗浄(5)

フローセルにパイプをつける

セル入口パイプから移動相を流して、液もれがないことを確認する

フローセルを本体に取りつける

光量チェックを行い、汚れがとれたかを確認する