千葉大学園芸学部食料資源経済学科
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開発ミクロ経済学 担当講師:不破信彦 (047−308-8932 nfuwa@faculty.chiba-u.jp) |
授業時間: 前期・月曜日・3時限目 (13:00-14:30)
場所: 松戸キャンパス E棟-205 (E-307から変更)
期末試験問題サンプル
開発ミクロ経済学(2009年前期)アウトライン
教員名:不破信彦
履修年次:(2年次〜)
授業目標:
開発経済学や農業経済学の基礎となるミクロ経済学の入門編として、ミクロ経済学的手法とその応用例を紹介することを通じて、今後の専門科目で扱う経済学に対する関心をより高めてもらうことを目標とする。主にグラフを用いてミクロ経済モデルを説明し、適宜開発途上国の貧困問題の分析への応用例を紹介する。
授業内容アウトライン:
1 オリエンテーション:授業の概要、2年次にすべきこと、ほか。
2 「開発経済学研究」とは、「経済学」とは(経済学的考え方とは、経済学の基本モデル)
3−4 ミクロ経済学の重要概念の紹介:「合理的意思決定」、「費用」の概念ほか
5 完全市場における企業行動(1):生産関数、費用関数、ほか
6 完全市場における企業行動(2):企業の利潤最大化行動
7 消費者行動の理論(1):選好と機会集合
8 消費者行動の理論(2):最適消費の決定
9 2時点1財の農家家計モデル
10−11 農村貧困と信用制約
12 情報の非対称と信用制約(スティグリッツ-ワイズのモデル)
13−14 バングラディシュ・グラミン銀行による農村マイクロクレディットの事例
15 期末試験
評価:
期末テストの評点に基づいて判定する。
教科書:
教科書として、ジョセフ・スティグリッツ、カール・ウォルシュ共著(藪下史郎ほか訳)「スティグリッツ・ミクロ経済学(第3版)」(東洋経済新報社)を使用します。毎回の授業では、事前に教科書の予習をしてきていることを前提として講義を行います。
参考書:
ジョセフ・スティグリッツ、カール・ウォルシュ共著(藪下史郎ほか訳)「スティグリッツ・入門経済学」(第3版)(東洋経済新報社)