7.VRML,Web3D
7.1VRML
VRML(Virtual Reality Modeling Language)は,Web上で三次元データを表すための,プログラミング言語Web上での3次元グラフィックスの表示が可能。
リアルタイムでの表示,視点の移動が可能なので,仮想空間内を自由に歩き回る体験(Walk Through Simulation)ができる。
レンダリングはシューティングのみ
利点
インターネット上で、三次元グラフィックスの情報を公開できる。景観シュミレーションや環境アセスメントへの利用
VRMLの歴史
1994 VRML1,0の企画作成…静的表現
1996 VRML2,0の企画作成…動的表現も可能になる
対話的(Interactive)表現が可能
現在、VRML97と呼ばれる。VRML2,0との違いはなし
VRMLプログラムにより表される三次元グラフィックスを見るには
VRMLプラウザーが必要(ほとんどがフリー)
Cosmo Player→Pivoron(Silicon Graphics社)
Cortora
GL View
VRMLブラウザーとエディターがあれば,簡単な仮想現実感システム,3次元CGの開発システムができる。
7.2 Web3D
Web上で3次元CGを表現する技術を総称して,Web3Dという。多くのWeb3Dのソフトウエアでは物体の回転や拡大、縮小が可能。VRMLもWeb3Dに含まれるが、他おWeb3D技術では,VRMLより美しい画像が作成可能。
Web3Dの規格は現在、多数あり互換性がない。
3次元データの作成(モデリング、レンダリング)には開発ソフトが必要。VRMLが無料で使用できるのに比べ高価。
代表的ソフトウエア(Viewer)
Viewpoint
Cult3D
XVL
Java3D(言語)…JAVAで3次元CGを描くためのライブラリ
7.3 VRMLの文法
ノード
VRMLでの命令をノードという。
形を作るための幾何ノード,テキスチャマッピング可能
直方体→Box 三角錐→Cone 円柱→Cylinder
センサーノード
接触したり,クリックしたとき動作を行なうためのセンサーの役割を持つノード
その他多数のノードがある。
VRML2を学ぶには,次の本がお薦め。
「VRML2 動く3Dグラフィックス」著者: 中山 茂 価格: 3200円 発行: 技報堂出版
次のページには各ノードの詳しい説明があり,マニュアルがわりになります。
Internet ExplorerでVRMLを使用できるようにするにはプラグインが必要です。下記のCortonaがお薦めです。
管理者権限がないなどで,Cortonaのインストールができないときは,VRMLブラウザのGLViewを使用してください。
VRMLやWeb3Dについては,次のサイトからのリンクを見ると良い。
http://www.atom.co.jp/vrml2/labo/web3d.html