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高垣美智子教授、小原均教授の最終講義が行われました

掲載日:2024/03/29

2024年3月をもって退職される大学院園芸学研究院 高垣美智子教授(ランドスケープ・経済学講座、環境健康フィールド科学センター長)、小原均教授(環境健康フィールド科学センター)の最終講義が3月18日(月)に行われました。
当日は、お世話になったお二人に所縁のある卒業生や留学生が会場に大勢集まり、熱心に講義に耳を傾けました。

<高垣 美智子 教授>
高垣教授は、1988年より千葉大学園芸学部附属農場(当時)の助手として着任後、柏農場の開設を担当されました。
また、熱帯農業や施設園芸学を専門としながら多くの業績を修められ、35年の間、園芸学部にご貢献いただきました。
2009年~2014年および2018年~現在までの計12年間は、環境健康フィールド科学センター長を務められたほか、千葉大学副学長や副理事、評議員として大学運営に尽力し、2016年の国際教養学部の創設にも関わられました。
さらには、園芸学研究科の国際環境園芸学コースの立ち上げや280名以上の留学生の受入れ、数々の国際協定締結に携わるなど、本学の国際交流の礎を築かれました。

講義では、「柏の葉キャンパスのこれまで」と題し、現在の環境健康フィールド科学センターの前身である園芸学部附属農場(柏農場)開設の経緯や当時の思い出を振り返られ、「今後も園芸学部の技術教育のために、松戸キャンパスと連携しながら、本センターをよりよい空間にしていってほしいと思います。」とのお言葉がありました。
また、ご自身が長年携わってきた園芸学部および全学の国際交流事業についても触れられ、学内外のみならず、海外においてもご縁を大切にされてきた高垣教授の人柄が伝わってくる講義となりました。

高垣先生講演.jpeg

高垣先生花束学生.jpeg


<小原 均 教授>
小原教授は、1983年に園芸学部附属農場に助手として着任され、群馬県の利根高冷地農場(現:森林環境園芸農場(沼田農場))の実習教員として運営等に携わられました。
また、2015年から現在まで、環境健康フィールド科学センター副センター長としてもお務めになられました。
小原教授は、一貫して園芸学部果樹園芸学研究室における学生指導に熱心に取り組まれました。
研究分野では果樹園芸学業界だけでなく様々な分野でご活躍され、多数の成果を挙げられました。

講義では、長年携わられた園芸学部附属農場におけるこれまでの変遷をふまえ、沼田農場や熱川暖地農場(旧:海兵環境園芸農場(熱川農場))での実習における当時の思い出を振り返りました。
さらには、環境健康フィールド科学センターの代表として、2009年から全国および関東・甲信越地域の大学附属農場協議会において、長年、様々な幹事を経験されたエピソードについて触れられ、「非常に苦労があったが、とても大きな経験ができ、宝となりました。おかげで全国の農場とのつながりができ、それが活動の基盤になりました。」と話されていたのが印象的でした。

小原先生講演.jpeg

小原先生花束学生.jpeg

高垣教授と小原教授のこれまでのご尽力に深く感謝し、今後のご活躍を心からお祈り申し上げます。

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