山形県生まれ。山形大学農学部園芸学科を卒業、同大学院農学研究科（園芸学専攻、修士課程）、東北大学大学院農学研究科（農学専攻、博士後期課程）を修了。その後、米国Wake Forest大学の博士研究員として、また、North Carolina大学Chapel Hill校の客員研究員として、米国航空宇宙局 (NASA) による重力宇宙生物学研究プログラムに参加。東北大学農学研究所、同遺伝生態研究センター、同大学院生命科学研究科を経て、2023年1月より現職。
これまで、ウリ科植物の花の性分化制御や植物の環境応答・成長制御の仕組みに関する研究に取り組んできた。そのための宇宙環境利用研究においては、スペースシャトル並びに国際宇宙ステーションで４研究テーマの宇宙実験を実施し、植物の重力形態形成や根の水分屈性のメカニズムを解明してきた。これまでに宇宙生物学・宇宙惑星居住科学に深くかかわってきた経験をいかし、今後の人類の深宇宙有人探査の礎となる宇宙・月面における食糧生産システムの基盤研究を目指したい。