福島支援
チーム千葉大

プロジェクトの概要
学会・講演会
報告・論文
野田首相への提言
解析結果
リンク
現地の様子(スライドショー)

代表連絡先
千葉大学園芸学部再生生態学研究室
E-mail:restoration.ecology09@gmail.com


NEWS!!
2015/ 3/31 ランドスケープ研究第78巻増刊技術報告集に技術報告が掲載されました。⇒論文・学会・講演会
2015/ 2/24 グリーン・エージに特集記事が掲載されました。⇒論文・学会・講演会
2014/ 9/ 1 日本緑化工学会誌に論文が掲載されました。⇒論文・学会・講演会
2012/11/14 千葉大学園芸学部大学祭での発表の様子を掲載しました。
2012/11/ 7 ふくしま福野菜プロジェクトをリンクに追加しました。

千葉大学園芸学部大学祭(戸定祭)での発表の様子
写真やポスターをクリックすると拡大します。



プロジェクトの概要

私たち、千葉大学有志は、地震と引き続く原発事故によって深刻な状況に追い込まれている地域に寄り添い、放射性環境の分析、GISによる情報共有、園芸・緑地の知識や技術による安全な生活環境や農業環境の実現などを通して、食の信頼を回復し、持続可能な地域の再生を支援します。

近藤昭彦(環境リモートセンシング研究センター・大学院理学研究科)
鈴木弘行(アイソトープ実験施設・大学院薬学研究科)
小林達明,松岡延浩,木下勇,唐常源,栗原伸一,丸山敦史, 石田貴士, 天知誠吾,高橋輝昌(大学院園芸学研究科)


(画像はクリックで拡大表示されます。) 
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論文・学会・講演会

■ランドスケープ研究第78巻増刊技術報告集 2015年3月
原発被災した里山地域の住民帰還に向けた自然環境の課題 小林達明
   
■グリーン・エージ 2015年1月号
特集「災害に備える安全な環境を考える」
里山再生に向けた放射性物質汚染の把握と対策の課題 小林達明

■日本緑化工学会誌 第40巻/第1号 2014年8月
原発事故被災地の丘陵地広葉樹斜面林における林床放射能低減試験とその後の水土流出 山本・小林ら

■グリーン・エージ 2014年8月号
特集「生物多様性にかかる取り組みの推進と自然再生技術」
生物多様性の役割と自然再生の目標像 小林達明


■日本緑化工学会誌 第39巻/第1号 2013年9月
福島第一原発事故後の丘陵地林縁部法面における放射性物質移動防止試験 [PDF]
小林達明・木村絵里・飯塚和弘・山本理恵・鈴木弘行・星澤保弘・小竹森敏彦・関崎益夫・谷口伸二

■日本緑化工学会誌 第38巻/第2号 2012年11月
特集「里山ランドスケープの放射能と除染」
里山ランドスケープの放射性物質汚染に関する問題と今後の展望 小林達明・山本理恵
里山流域単位の除染を目指したGIS整備 近藤昭彦
原子力災害被災地の里山の汚染対策に関するアピール

■日本緑化工学会によるアピール(2012年9月)
 「原子力災害被災地の里山の汚染対策に関するアピール」

■日本緑化工学会・日本景観生態学会・応用生態工学会3学会合同大会(ELR2012)(2012年9月、東京農業大学)
 公開シンポジウム『災害と自然再生』コメント
 「福島の里山問題を訴える!
 小林達明

 自由集会『原子力災害被災地の生態再生Tー里山ランドスケープの放射能と除染ー』
 「企画趣旨説明

 小林達明・水庭千鶴子・大内公安・星澤保弘

 自由集会『原子力災害被災地の生態再生Tー里山ランドスケープの放射能と除染ー』講演
 里山流域単位の除染を目指したGIS整備
 近藤昭彦

 自由集会『共同による震災後の生態系変化の把握ー調査データの集積と共有を可能にするプラットホームづくりをめざしてー』講演
 「福島支援チーム千葉大の取組
 小林達明・近藤昭彦

 ポスター発表
 福島第一原発事故被災地の里山における放射能動態に関する研究1.空間線量と放射能の空間分布
 山本理恵、木村絵里、飯塚和裕、小林達明・鈴木弘行・近藤昭彦

 ポスター発表
 原発災害被災地における林縁部法面の放射性物質移行・浸食防止試験
 木村絵里・飯塚和裕・山本理恵・小林達明・鈴木弘行・星澤保弘・小竹守敏彦・関崎益夫・谷口伸二

■日本森林学会大会(2012年3月、宇都宮大学)
 「川俣町山木屋地区における住民による森林・農地除染と再生計画に向けた放射能調査」
 小林達明・近藤昭彦・鈴木弘行・高橋輝昌・木下勇

■日本地理学会春期学術大会シンポジウム<震災と地理学>(2012年3月、首都大学東京) 
 「放射能汚染と地理学」
 近藤昭彦・小林達明・鈴木弘行・千葉大学山木屋後方支援チーム

■2011年11月14日 千葉大学けやき会館
 「放射能汚染地域の復興に向けた 地域と千葉大学の協働」
 近藤昭彦・小林達明・木下 勇・鈴木弘行

■2011年11月5日 千葉市科学館主催市民講座(千葉大学) 
 「福島を忘れない−近代文明の中の暮らし−」
 近藤昭彦

■2011年10月25日 市川市教育会館 
 「福島を忘れない−近代文明の中の暮らし−」
 近藤昭彦

■日本地理学会秋期学術大会(2011年9月23日、大分大学)
 「福島第一原発事故によって拡散した放射性物質に起因する空間線量率の分布の特性」   (予稿集)
 近藤昭彦・山口英俊・早川敏雄・下条亮介

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報告

農村計画学会震災報告

農村計画学会2011年度春期大会シンポジウム(4月9日):会員コメント寄稿文
  農村の持続的環境ガバナンスから国土の災害復興ガバナンスへ 2011.4.9 農村計画学会

東電福島第一原発事故による飯舘村および周辺地域の環境汚染の現状−空間線量率等詳細調査結果速報−
  農村計画学会誌(大震災特集No.2)、30(2)、121-122.

福島県川俣町における空間線量率・表面汚染密度等調査報告−
  農村計画学会誌(大震災特集No.3)、30(3)、419-420.

畜産の研究 (口絵)
畜産の研究、第66巻、第1号「東日本大震災下の動物たちと人間の記録」において「東電福島第一原発事故による飯舘村および周辺地域の放射能汚染の現状」と題して寄稿しました。

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野田首相への提言

阿武隈の復興のありかたについてPDF

福島第一原子力発電所事故により不意に暮らしが奪われてしまった地域があるという事実に直面し、我々千葉大学の有志は研究者として役割を果たしたいと考え、福島、阿武隈地域を注視し、通って参りました。
千葉大学では震災前からの川俣町との交流に基づき、計画的避難区域である山木屋地区で地域の方々と協働で様々な調査や議論を重ねております。その過程で感じざるを得ないことは、国と地域の視線が交わらないことです。国の施策がなかなか地域で使えない、国の調査が何をやっているかわからないという声を聞き、我々はインタープリターとして、知りうる情報、私たち自身のデータを地域に可能な限りお伝えしながら、住民の皆さんの声を聞いて参りました。
阿武隈の民は里の生活と密着した森林の汚染を大変重大に考えています。里の田畑は森とつながっており、暮らしは森と里の循環から成り立っています。都市を主に想定された住宅地中心の対策だけでなく、農山村地域を包括的にとらえた除染、復興を推進してくださいますようお願い申し上げます。地域の復興、人の心の復興ができるまで私たち研究者は阿武隈に通い続ける所存です。大学は地域と密接に連携しながら調査、対策、提言を行う機能を有していると考えます。
千葉大学は川俣町と連携していますが、例えば、日本大学は飯舘村の方々と連携し様々な後方支援を行っております。その他の地域でも大学との草の根連携がたくさん進行しております。新しい年を迎え、我々大学の研究者は社会との分断を修復するために、さらなる努力をする所存ですが、その過程として国と地域を結ぶ役割を果たしたいと考えております。
阿武隈にはチエルノブイリ地域より高密度の暮らしがそこにあります。この暮らしを奪うことも、忘れ去ることもできません。川俣町では起きてしまったことは受け入れ、前向きに未来を考えようと努力しております。どうか、地域の声に耳を傾け、“地域の暮らしスケール”の再生計画が地域とともに推進できますよう、重ねてお願い申し上げます。

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結果

■これまでの解析結果はこちらのページをご参照下さい。

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リンク 

ふくしま福野菜プロジェクト 
震災後の飯舘村 愛する飯舘村を還せプロジェクト 負げねど飯舘!!
震災前の飯舘村 までいの力

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現地の様子 (クリックすると説明つきの拡大写真がスライドショーで見られます。)
   
   
   
   

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