Recruit of bikou

千葉大学園芸学部•園芸学研究科
Research Group of Microbial Engineering

微生物工学グループでは、研究を共にできる人材を求めています。微生物学は分子生物学の母体となり、現在の生命科学の基礎を作った研究分野です。生命科学諸分野の発展に伴い、微生物学は一定の役割を終えた部分もあります。しかし、生命の本質的な原理追求や、食料・環境・資源などの現代社会の諸問題の解決に向けて、微生物を中心とした生命科学は今後さらに発展させていかねばならない領域です。さらに私達は微生物学を基盤に、植物のオルガネラ機能や更に複雑な生命現象の解明にも挑戦しています。研究をやりたい人、研究に興味のある人の参加を望みます。是非、一緒に研究しましょう!

本グループには現在3名の教員が所属しており、各教員のキーワードは以下の通りです。


天知G
研究材料:乳酸菌、ヨウ素酸化細菌、ヨウ素酸還元細菌、ヒ酸還元細菌、鉄還元細菌、亜ヒ酸酸化細菌、ヨウ素蓄積細菌など
研究キーワード:環境微生物、微生物生態学、ヨウ素の生物地球化学的循環、土壌におけるヒ素の還元溶出、16S rRNA遺伝子、新規微生物の分離、乳酸菌の耐酸性

華岡G
研究材料:シアノバクテリア、単細胞藻類(シゾン)、シロイヌナズナ、トマト、植物培養細胞(シロイヌナズナ、タバコ)
研究キーワード:転写制御、色素体分化、プラスチドシグナル、光環境応答、生物時計、非光合成色素体、光シグナル伝達、ストレス応答、転写因子、葉緑体、クロマチン免疫沈降(ChIP)法



研究室への参加を希望する方は、希望する研究内容により天知(amachi "AT" faculty.chiba-u.jp)または華岡(mhanaoka "AT" faculty.chiba-u.jp)までメールでアポイントをとり、1度研究室見学に来てください。当研究室で行っている研究内容、大学院入学試験の概要などについて説明いたします。

研究室に入るには

学部から

この研究室へは、千葉大学園芸学部応用生命化学科から進学することができます。通常は3年生の冬学期からの配属ですが、現在は理数大好きプロジェクトの2年生も若干名を受け入れています。大学、学科への入学案内については 千葉大学園芸学部・園芸学研究科のホームページを参照して下さい。また研究内容に興味をもった方、また配属に興味のある方は遠慮なく教員に連絡を取り、研究室に来て下さい。

3年次後期における研究室配属は、応用生命化学科において決められたルールに従って進められます。各教員あたりの基本的な定員は、当グループでは3名としています。
研究室分属の参考に、卒業論文(平成21年度)のテーマを以下に挙げます(括弧内は主たる指導教員)。また、平成22年度3年次では、配属実績は田中G、天知G、華岡Gにそれぞれ3名、4名、3名の配属となりました:

  • シアノバクテリア Synechococcus elongatus PCC 7942の概日リズム応答に関わるRNAポリメラーゼシグマ因子の役割に関する研究(華岡、田中)
  • シアノバクテリア Synechococcus elongatus PCC 7942における光転写活性化機構の研究(田中、華岡)
  • シアノバクテリア Synechocystis sp. strain PCC 6803株における光環境に応答した転写制御の研究(田中、華岡)
  • 微生物由来酵素 IOE を用いたヨウ素除菌剤の殺菌力の解明(天知)
  • 好気性細菌によるヨウ素蓄積とその化学形態(天知)
  • 単細胞紅藻 Cyanidioschyzon merolae 10D における細胞周期に依存したヒストン修飾の解析(田中、華岡)
  • アミロプラスト分化における色素体シグナルの役割に関する研究(華岡、田中)

大学院から

(平成23年度4月入学については、既に終了しています。)

現在学生の総数は34名です。その内訳は、博士後期課程(ドクターコース)2名、博士前期課程(マスターコース) 12 名、学部学生 20名です。

入学案内については 千葉大学園芸学部・園芸学研究科のホームページを参照して下さい。

修士論文(平成21年度)テーマ(括弧内は主たる指導教員):

  • ヨウ素酸化細菌の産生するヨウ素酸化酵素に関する研究(天知)
  • 水田土壌からのヒ素酸化・還元細菌の分離(天知)
  • 水田土壌からのヒ素の還元溶出に及ぼす微生物の影響(天知)
  • 動物由来および植物由来乳酸菌の耐酸性の比較(天知)
  • シアノバクテリア Synechococcus elongatus PCC 7942 の概日リズム応答に関与する因子の機能解析(華岡、田中)
  • シアノバクテリア Synechococcus elongatus PCC 7942 における概日時計に依存した転写制御機構の解析(華岡、田中)


他大学から大学院進学を希望する方へ

 微生物工学グループでは、他大学から本学の大学院へ進学を希望する方を歓迎しています。これまでに、東京農業大学、東洋大学、東邦大学、日本大学、玉川大学、神奈川工科大学、東京理科大学、日本獣医畜産大学、東京薬科大学、東京電機大学、北里大学、東海大学、埼玉大学、香川大学、大阪大学、琉球大学などから多くの方が入学し、立派な業績を出して大学院を修了しています。

 あなたも私たちと一緒に研究してみませんか? 微工Gへの進学を希望する方は、希望する研究内容により天知(amachi "AT" faculty.chiba-u.jp)または華岡(mhanaoka "AT" faculty.chiba-u.jp)までメールでアポイントをとり、1度研究室見学に来てください。当研究室で行っている研究内容、大学院試験の概要などについて説明いたします。

研究員など

ポスドク等の募集は特にしておりませんが、募集がある可能性もありますのでスタッフまでご照会ください。また、この研究室での研究を前提として、学術振興会の特別研究員(PD)への応募を考えておられる方もご連絡ください。前向きに検討致します。