組織概要
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研究院長・研究科長・学部長挨拶

ごあいさつ

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 千葉大学大学院園芸学研究科・園芸学部は、「食」と「緑」をキーワードに、「園芸」と「ランドスケープ」を専門領域とする日本で唯一の教育組織です。日本におけるこれらの技術は世界有数の洗練された高度なものであり、教員組織である大学院園芸学研究院に所属する教員の指導の下、栽培やプロジェクトといった実体験を通して、その最新の知見を学べることが、植物の好きな学生にとって面白さを実感できるところだと思います。

 「園芸学とは人間が植物を騙し、騙される学問」だと私は思っています。たとえば人間は甘いりんごが欲しいけれど、りんごは子孫を残せればよいのでそれほど糖を蓄えたくないかもしれません。そこで人間は品種改良をし、環境を制御し、りんごを騙してよりおいしくさせる技術を高めていくわけです。一方、ランドスケープは植物の力で、人間の心を癒す技術です。この場合、人間が植物に騙されているとも言えるでしょう。

 これからの我々の挑戦は、世界に向けて新しい形態の園芸・ランドスケープを創る研究・教育をしていくことです。植物の形質と遺伝情報の関係性を解明して短時間で新しい品種を創る技術の実現など、人類未踏の研究も始まっています。「食」という視点からの園芸だけでなく、「緑」という視点からのランドスケープを学ぶことのできる本研究科・学部に在籍する以上、自分の専門のみに特化するだけではなく、園芸学、食あるいは緑の科学を学修したというアイデンティティを積極的に身につけ、両者の知見をもとに新しい分野を切り開いていって欲しいと思います。

 昨年度はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の問題が発生し、今までに経験したことのない大学生活となりました。その中で、学生・教職員一丸となって、より良い研究・学修の場を目指し、工夫を重ね、今年度を迎えることができました。今後も、皆さんがより良い環境で過ごすことができるように研究院教員・職員も努力していきますが、気になることや改善案があれば、積極的に教えてください。園芸・ランドスケープ学の未来のためにディスカッションを重ねつつ、皆でより良い大学を創りあげていきましょう。

令和3年4月1日

大学院園芸学研究院長・園芸学研究科長・園芸学部長 松岡 延浩

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