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南川舞特任助教が2022年度 日本育種学会奨励賞を受賞しました!

掲載日:2023/03/22

千葉大学・南川舞特任助教(専門:統計・分子遺伝学)が2022年度 日本育種学会奨励賞を受賞しました。

受賞テーマ「データ科学と統計・分子遺伝学的手法による果樹の効率的な育種基盤の開発」

カンキツ、リンゴ、ナシなどの果樹は一般的に種子が発芽してから開花して実がなるまでの期間が長く、新しい品種を作るのに長い年月を要します。また、個体サイズが大きいために多数の個体を選抜対象にできず、新品種の獲得が容易ではありません。交配で得られる個体から新しい品種が生まれる確率は、数千個体に一個体程度です。
本研究では、DNA情報をもとに、芽が出た段階で将来できる果実の性質(果皮色や果実重など)を予測して選抜する(ゲノミックセレクション;図)枠組みを提唱しました。また、果実の性質に関連するDNA領域を同定することにも成功しました。DNA情報を活用した品種改良法は果樹の新品種獲得の効率化・加速化に役立つことが期待されます。

【日本育種学会】
 日本育種学会賞・日本育種学会奨励賞受賞者の決定について

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