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日本造園学会2021年 全国大会学生公開コンペ「最優秀賞」受賞について

掲載日:2021/06/17

大学院園芸学研究科(環境造園デザイン学領域)博士前期課程の尾石光さん・廖小羽さん・野瀬ひかりさんの応募作品が日本造園学会2021年全国大会学生公開コンペにおいて応募総数80作品以上の中で最優秀賞を受賞しました。

今年度の日本造園学会コンペでは「Millennium Memorial Place-風景として継承する災害の記憶-」がデザインテーマとされ、2011年の東日本大震災の津波被災地にある鉄道沿線地域を対象に千年スケールの時間軸を想定したメモリアルプレイスの空間形態とその変容に着目したランドスケープデザインの提案が求められるというものです。

受賞作品「育てる堤防-堤防を管理し生業とするメモリアルプレイス-」は、小さな復興という被災地での住民による自発的な地面環境改善に着目し、小さな復興を最大限助長するような「育てる堤防」を設計することで、住民自らの復興が生業となり小さな行為の連なりからメモリアルとしての風景が生まれ出てくる在り方を提案するというものです。

「小さな復興」という被災地での小さな行為の連続が風景を作るという視点、提案内容の具体性、プレゼンテーションの質が審査委員より高く評価され最優秀賞を受賞しました。

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