博士後期課程の村上善明さんが日本都市計画学会「年間優秀論文賞(2024年度)」を受賞しました
掲載日:2025/06/16
大学院園芸学研究科 緑地環境管理学研究室に所属する博士後期課程の村上善明さんが、日本都市計画学会「年間優秀論文賞(2024年)」を受賞し、2025年6月6日に開催された表彰式に出席しました。
【受賞論文】
近代都市計画制度の発展過程における工場緑地の理念の変化
―工場の「庭園化」から「緑化」への展開--
本賞は、当該年度に日本都市計画学会論文集に投稿、掲載された学術論文の中から、特に学術的に優れた内容の論文およびその著者を顕彰するもので、2024年度は193編の投稿論文から8編が選出されました。
村上さんの論文では、1930 年代の京浜工業地帯における工場緑化運動に着目し、当時の社会的背景や関わった主要人物の思想、具合的な取り組みとその成果について明らかにした論文です。
特に、戦前期の工場労働者の生活環境改善に向けた工場緑化運動の実態を、関連史料に基づき解明している点など、現代の都市緑化の理念に通じる有益な知見提示している点が高く評価され、今回の受賞が決まりました。
今後のさらなる研究の展開が期待されます。
▶ 日本都市計画学会優秀論文賞について(外部リンク)
https://www.cpij.or.jp/com/ac/articles/bp.html
村上さん(写真左)と秋田教授(写真右)