庭園デザイン学研究室の学生が「第22回集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞」で最優秀賞を受賞!
掲載日:2025/07/09
庭園デザイン学研究室の戸梶 工(とかじ たくみ)さんが、「第22回集合住宅再生・団地再生・地域再生学生賞」において、最優秀賞を受賞しました。
おめでとうございます!
このコンテストは、全国の大学・大学院・専門学校の学生が、集合住宅や団地、地域の再生に向けた提案と実践をテーマに作品を応募するもので、今年は最優秀賞1点、優秀賞2点、奨励賞2点が選出されました。
戸梶さんの受賞作品は、東京都新宿区にある戸山公園と戸山ハイツという団地を対象に、緑や水、人がつながる新しい街づくりの提案を行ったものです。
作品の詳細は、団地再生支援協会ウェブサイトからご覧いただけます。
https://www.danchisaisei.org/index.html?target=210
審査委員と受賞者の集合写真。最優秀賞の戸梶さんは右から二番目。
「風景蘇生術〜戸山公園および戸山ハイツの教育コモンズとしての再編〜」
作品概要
東京には、守られることなく、戦争、都市化によって本来の機能を失ってしまった大規模緑地が存在する。
今日、東京では高齢化や水害の増加などの課題が深刻化しており、そうした背景のもと、本来の役割が十分に果たされていない大規模緑地である東京都新宿区の戸山公園と、都営団地である戸山ハイツ、戸山3丁目の住宅街に着目する。
対象地の緑地としての歴史、水との関わりを調査し、3つの蘇生手法を用いて、人・水・緑が交わる新たな都市の骨格を形成し、多世代の交流と都市の生態系の強化を目指す。
緑地の波及を通じて、東京を覆い尽くす緑地の第一歩となる場をデザインする。