トピックス・イベント情報
Topics & Events

加藤顕准教授が取り組むリモートセンシング技術による森林火災の予防についての研究がNHK WORLDに掲載

掲載日:2024/07/08

千葉大学園芸学部の加藤 顕 准教授が、リモートセンシング技術を用いた森林火災予防の研究についてNHK WORLD-JAPANの防災特集コーナー「BOSAI」に取り上げられました。
この研究では、最新の技術を駆使して森林火災のリスクを事前に特定し、防止することを目指しています。

加藤准教授は、アメリカ森林局と協力して実際に森林を燃やしながらデータを集め、火災のメカニズムを詳しく調べました。
このデータをもとに、火災のリスクが高い場所を特定し、対策を講じることができます。

特に注目すべきは、加藤准教授が開発した「ラッピング法」という技術で、コンピューターグラフィックスを使って樹木の形を正確に再現する方法です。

加藤准教授は、「どんなに複雑な構造をもつ樹木であっても、ラッピング法を用いることで正確な3Dデータが簡単に入手できるようになりました」と述べています。
この技術により、従来の方法では難しかった樹木の細部までを正確に把握することが可能となり、森林火災のリスク評価や予防策の策定に大きく貢献しています。
さらに、得られたデータを用いてシミュレーションを行うことで、火災が発生した場合の避難経路や消火活動の計画を立てることも可能になります。

今後も、リモートセンシング技術とAIを活用して、森林の健康状態を自動で把握し、森林火災の予防につなげていくことが期待されています。

IMG_2076.jpg
ナレーターのレミさん、加藤准教授、研究室の皆さん

詳細はこちら
BOSAI:Science that Can Save Your Life #36 Wildfires

▲ PAGE TOP