地域計画学齋藤研究室で能登半島地震の被害調査および復興まちづくりが始動しました
掲載日:2024/05/27
地域計画学齋藤研究室では2024年5月16~17日にかけて、能登半島地震の被災地である石川県珠洲市と輪島市の被害調査を行いました。
また、珠洲市寺家地区では、復興に関わるまちづくりのスタートアップについて、住民の代表と話し合いを行いました。
話し合いの中では、地域に伝わる巨大な灯篭「キリコ」がまちを練り歩く「キリコ祭り」の再開も復興の目標のひとつと考えています。
震災から5か月が過ぎようとしているにも関わらず、瓦礫の撤去、公費解体がほとんど進んでおらず、また住民の方々の姿もほとんど見かけないという状況でした。
報道では、被害が甚大な一部の地区が取り上げられますが、半島全体で倒壊した家屋が散見され、被害の範囲の広さが改めて確認できました。
研究室では住民の方々の要望に応じて、引き続き復興まちづくりの支援を行っていきたいと考えています。
地域に伝わるキリコ祭りの再開も復興の目標のひとつです。(珠洲市三崎町寺家地区)
白米千枚田では地盤や用水路に被害がありましたが、一部の水田の復旧が始まっています。(輪島市白米町)
老朽化した住宅の1階部分が地震動でつぶれてしまっています。(珠洲市宝立町鵜飼地区)
半数以上の家屋が倒壊してしまっています。(珠洲市宝立町鵜飼地区)
地盤が4m以上隆起して港湾施設が使用不能となってしまっています。(輪島市門前町鹿磯)
地震直後の火災により広大な区画が消失してしまっています。(輪島市河井町)