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教育学部附属中学校の生徒さんが学部訪問をしました

掲載日:2024/07/05

2024年7月3日(水)、千葉大学教育学部附属中学校から4名の2年生が園芸学部を訪れました。
これは義務教育後の進路選択を見据え、研究者との交流を通じて学びを深める目的で行われたものです。

はじめに、食料資源経済学科の加藤助教より園芸学部と4つの学科の紹介がありました。
その後、研究圃場内に設置されている閉鎖型植物生産実験施設やアカデミックリンク松戸(図書館)を見学しました。

学科紹介.jpeg
各学科の説明をする加藤助教

閉鎖型植物生産実験施設の見学では、案内役の彦坂准教授から「この施設は、通常、関係者以外には公開していないのですが、今日は附属中の皆さんなので特別です。」と説明を受け、いざ施設内へ。
白衣を着て、エアーカーテンをくぐり、クリーンルーム(外からの害虫などが入り込まないように管理された場所)の中に入ったさらに奥の扉の先に、多段式の栽培空間があります。

「この植物工場では、光、温度、湿度、CO2濃度が制御された空間で、イネ、ダイズ、レタス、トマト、シソなどを栽培しています。学生と一緒に、野菜や薬用植物の栄養成分や機能性成分を高める環境条件を探索したり、将来、月面農場のような宇宙空間でも園芸作物を生産するための研究をしています。」と説明がありました。
栽培棚ではイチゴや落花生(千葉ならでは!)が栽培されており、生徒さんも興味津々の様子でした。

イチゴの植物工場栽培2.JPG
閉鎖型植物生産実験施設内の栽培室

また、「現在、千葉大学の医学研究院や企業との共同研究で、コメを使ったワクチン生産用の遺伝子組換えイネの生産環境についても、この施設内で研究しています。」と説明があると、生徒さんからは「注射型のワクチンと同じくらいの効果はありますか?」、「実際に食べるとお米の味がするんですか?」などの質問がありました。

今回の訪問で、皆さんの園芸分野の研究に対する興味・関心がより高まったのではないでしょうか。

クリーンルーム.jpeg
人工環境下で生産されるイネ、イチゴ、レタス、トマトなどを見学しました

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