「ワイナリーと農福連携がもたらす未来の可能性」 卒業生の大丸 凜さんと吉田教授の共著論文が掲載されました
掲載日:2024/08/26
園芸学部の卒業生である大丸 凜さん(2023年3月食料資源経済学科卒業)が、卒業論文をもとに、「ワイナリーによる農福連携の現状と今後の可能性ー長野県塩尻市のワイナリーの事例を中心にー」というタイトルの論文を指導教官の吉田行郷教授との共著で執筆しました。
大丸さんはこの論文を日本農業経営学会の2023年度大会で報告するとともに、同学会に投稿したところ、同学会の機関誌「農業経営研究」第62巻第2号に掲載されました。
本論文では、障がい者を雇用するワイナリーが増加している現状について触れられ、さらに長野県における農福連携の取組みが広がっている理由や、障がい者とブドウ栽培・ワイン醸造の親和性についても言及されています。
吉田教授からは、「修士課程や博士課程の学生の学会誌への論文掲載はよく見られますが、学士での論文掲載は珍しく、厳しい査読を乗り越えて、見事、掲載されたことを大変うれしく思います。」とのコメントがありました。
自社のブドウ畑で生産されたブドウからワインを醸造するワイナリーが日本でも増えている中で、人手不足に悩んでいるワイナリーも少なくないことから、この論文がそうしたワイナリーによる農福連携の取組みを拡大する一助になることが期待されています。
大丸さん(左)と本論文でも取り上げたVotano Wineの坪田代表(右)
報告論文はこちら
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fmsj/62/2/62_66/_article/-char/ja
大丸さんの論文「ワイナリーによる農福連携の現状と今後の可能性―長野県塩尻市のワイナリーの事例を中心に―」の内容について紹介