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未来の宇宙を目指す ― 日本宇宙少年団が宇宙園芸研究センターを見学

未来の宇宙を目指す ― 日本宇宙少年団が宇宙園芸研究センターを見学

掲載日:2025/07/30

2025年7月25日(金)、日本宇宙少年団・千葉スペースボイジャー分団の小中学生と指導員の皆さんが、千葉大学松戸キャンパスの宇宙園芸研究センターを訪問しました。

今回の見学では、宇宙園芸学研究室および植物環境工学研究室に所属する大学院生ら4名が案内役を務め、宇宙における植物栽培の可能性や最先端の研究施設についての紹介が行われました。

前半の座学では、「宇宙で作物を育てるには?」、「微小重力環境で植物はどのような反応をする?」といった問いをクイズ形式で楽しく学びながら、実物紹介も交えたレクチャーも。

後半の施設見学では、宇宙園芸学研究室での微小重力環境を再現する装置「3Dクリノスタット」で発芽させた植物の根の様子や、レーザー顕微鏡を用いての植物細胞の観察を体験。
また、植物環境工学研究室では、月面環境を想定した閉鎖型植物工場での光・水・空気などを精密に制御した作物栽培の様子を見学しました。

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座学の様子

案内役を務めた学生さんからのコメント

「皆さんに楽しんでもらうことを目標に準備を進めてきたので、それが達成できたので安心しています。」
― 宇宙園芸学研究室・大竹さん

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3Dクリノスタットで発芽させた根を紹介する大竹さん

「顕微鏡の名前や詳しい特徴を知っている子供達が多くて驚きました。観察中も『細胞の形が違う!』などたくさんの意見が次々出てきて、本当に宇宙が好きなことが伝わってきました。」
― 宇宙園芸学研究室・出牛さん

「小中学生に向けてどう説明しようか悩みましたが、LEDライトの色の違いや根っこを見せたり、気温の変化を体感してもらったりと、興味を持ってもらえるように意識しました。」
― 植物環境工学研究室・田口さん

★植物工場.jpg
植物工場で栽培している作物について説明する田口さん

「普段、小中学生にプレゼンする機会はないのですが、クイズや実物を使うことで、子どもたちの目の色が変わるのをリアルに感じることができ、本当によい経験になりました。」
― 植物環境工学研究室・樋川さん

★集合写真.jpg

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