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東アジアには「生きた化石」が気候変動を生き延びられる 安定した逃避場所があった

掲載日:2018/10/29

東アジアには、イチョウやメタセコイヤ、コウヤマキ、カツラといった、「生きた化石」とも呼ばれる、古第三紀・新第三紀(約6600~260万年前)や、それよりも古い時代の北半球に分布を広げていた植物(以下、遺存植物)が数多く生き残っています。しかし、これらの植物が、どのような生態学的・気候学的な条件の地域で生き延びてきたのかは明らかになっていませんでした。

雲南大学のCindy Q.Tang教授、森林総合研究所国際連携・気候変動研究拠点の松井 哲也室長と大橋 春香特別研究員、千葉大学大学院園芸学研究科百原 新教授、東京情報大学総合情報学部富田 瑞樹准教授が参加する国際研究グループは、遺存植物の現在の分布情報を収集し、地図上で可視化しました。その結果、中国南西部~ベトナム北部から日本中部にかけての湿潤な亜熱帯・暖温帯域を中心に、遺存植物が分布していることが明らかになりました。

詳しくはこちらをご覧ください→  http://www.chiba-u.ac.jp/general/publicity/press/files/2018/20181026kaseki.pdf

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