百原 新 教授が日本植生史学会論文賞を受賞しました!
掲載日:2025/12/05
園芸学研究院の百原 新 教授とミュージアムパーク茨城県自然博物館学芸員(緑地環境学科平成24年卒)の伊藤彩乃さんの共著論文が、第8回日本植生史学会論文賞を受賞しました。
11月29日に岡山理科大学で開催された第40回日本植生史学会大会にて表彰式が行われ、伊藤さんが受賞記念講演を行いました。
この論文では、狭山丘陵の約160万年前の地層から産出した、現生種と化石種が混在する葉の化石を詳細に検討し、ブナとイヌブナから構成される現在のブナ林の最も古い記録であることを明らかにし、日本の温帯林の発達史の解明に貢献したことが高く評価されました。

受賞論文
「関東堆積盆地西部の葉化石群集から復元した前期更新世のブナ属優占林の構成種と分布状況」
伊藤彩乃・百原 新・福嶋 徹・福嶋 泉
『植生史研究』第32巻1号:3-14(2022)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hisbot/32/1/32_3/_article/-char/ja/