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浅野風斗さん(大学院生)が「カブトムシ幼虫の成長促進をもたらす腸内細菌の探索」で最優秀発表賞を受賞しました。

掲載日:2022/06/22

浅野風斗さん(大学院園芸学研究科博士後期課程)が、生物工学若手研究者の集いオンラインセミナー2022にて下記研究内容を発表し、最優秀発表賞を受賞しました。

タイトル:カブトムシ幼虫の成長促進をもたらす腸内細菌の探索
研究者:浅野風斗、八代祐典、宮本浩邦、児玉浩明

研究要旨:
未利用海産資源を高温下で発酵させた好熱菌発酵産物をカブトムシ幼虫に給与すると、メス幼虫において顕著な成長促進効果が得られる。
この時、カブトムシ幼虫の腸内細菌叢を解析すると、Mollicutes 綱細菌が特異的に増加することを見いだした。本研究では、カブトムシ腸内容物から、好熱菌発酵産物給与区で増加した当該細菌の単離を試みた。
Mollicutes 綱細菌を単離する過程で、カブトムシ幼虫の中腸・後腸各部位から木質バイオマスの難消化性多糖であるセルロースおよびキシランを分解する能力を有すると推測される細菌が複数種、単離された。
現在、好熱菌発酵産物給与区のメス幼虫特異的に増加した細菌の単離を進めると同時に、セルロースおよびキシラン分解能を持つ腸内細菌を用いた未利用バイオマスの有効活用への応用について研究を進めている。

【日本生物工学会】
生物工学若手研究者の集い(生物工学若手会)

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