道の駅しょうなんでイベント「大学生と地域農業の将来を考える」を開催しました
掲載日:2025/10/23
2025年10月19日(日)、柏市の「道の駅しょうなん」で、園芸学部の教員と学生、地域の農家や出荷組合の方々が参加する交流イベント「大学生と地域農業の将来を考える」を開催しました。
本イベントは、大学と地域が協力し、これからの農業のあり方や、地域への提案について考えることを目的としています。
当日は、学生約20名と教員6名が参加し、地域農業の現状を学びながら、今後の連携の可能性について意見を交わしました。
午前中は、本学教員や道の駅しょうなん、農業関係者の方々による発表が行われ、地域農業の現状や作物栽培における課題などが共有されました。
落花生について説明する道の駅社長江口様
続いて、参加者は3つの班に分かれて、果樹・野菜・落花生の収穫体験を実施。
学生たちは農家の方々と交流しながら、普段は経験できない現場の作業を体験しました。

落花生の収穫について説明を受けている様子
午後には、齋藤教授による福島県・大内宿での「茅場再生活動」や、吉田教授・岩崎教授による「農地の福祉的活用」など、全国の農業再生の事例紹介を実施。
その後、地域農業のあり方や地域への提案を考えるワークショップを開催しました。
学生たちは、収穫した落花生を試食しながら、地域の将来について活発に意見を出し合い、今後のプロジェクトの方向性を検討しました。

農業経済学、地域計画学、園芸福祉学、栽培学など、さまざまな専門分野の学生が参加し、
① 農家民宿や地域おこし協力隊募集など、中山間地域での活性化策を当該の都市近郊地域に応用するアイデア
② 大学の農業実習と地域農家との連携を強化するアイディア
など、多様な提案が出されました。
大学と地域が連携しながら"農の未来"をともに育む機会となり、次年度以降への活動への展開を確認して会を閉じました。

収穫した落花生の株からサヤ(殻)からを取り外す作業をしています
