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髙橋宇宙園芸研究センター長が監修した記事が雑誌「Newton」2024年8月号に掲載されました

掲載日:2024/06/28

園芸学研究院附属宇宙園芸研究センター髙橋秀幸センター長が監修した記事が、雑誌「Newton」の2024年8月号に掲載されました。この記事では、「宇宙農業の最前線」と題して、月面や火星といった宇宙環境で自給自足するための「宇宙農業の研究の今」を詳しく紹介しています。

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近年世界中で開発が注目されている「アルテミス計画」ですが、皆さんは、その宇宙での長期滞在を可能にさせるため、宇宙での食料を自給自足にする「宇宙農業」をご存知ですか?

千葉大学では、宇宙園芸研究センターを基盤として、「宇宙農業」を中心とした宇宙での食料生産システムの構築の実現に向けた研究が行われ、まさに時代を先取りした最先端の研究を行っています。

記事の中では、千葉大学松戸キャンパス内に設置されている月面農場を想定した閉鎖型人工光型植物工場で栽培されるイネやダイズなどについても掲載されています。
この施設では、昼夜の温度差が300°C近くにもなる過酷な環境の月面や火星での自給自足を想定し、光や水、栄養、空気などをコントロールしながら、月面で農作物がどのように生育するのかを実際に検証しています。

多段式植物工場のイネ栽培(2).jpg

また、髙橋センター長が取組む「重力と植物の関係」の研究についても記事内で解説しています。
特に月面では重力が地球の6分の1であるため、小さい重力下で栽培するためのさまざまな工夫や、それぞれの農作物に最も適した栽培システムの確立についても触れています。

将来、宇宙で育てたおいしい野菜やお米、さらにはステーキ(培養肉)まで食べられる日がやってくるかもしれません!

気になった方は、ぜひお手に取ってご覧ください。

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