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百原 新 教授が日本植生史学会論文賞を受賞しました!

掲載日:2023/12/07

百原 新 教授(園芸環境科学講座)が、第7回日本植生史学会論文賞を受賞しました。
12月3日に鹿児島大学で開催された日本植生史学会 第38回大会にて表彰式が行われ、百原教授が受賞記念講演を行いました。

この論文では、メタセコイアの発見で知られる三木 茂 博士が収集し、大阪市立自然史博物館に所蔵されている標本を用いて、放射性炭素年代測定、大型植物遺体分析、花粉分析を組み合わせて検討を行い、最終氷期の三重県多度川流域の植生を明らかにしました。
すでに収蔵されている博物館標本の有効性を示すとともに、標本の多くを初めて図示・記載し、同定の根拠を含めた論考を行ったことが評価されました。

植物遺体.jpg
最終氷期(約4~2万年前)の種子や果実、葉などの植物遺体(百原ほか,2021)

賞状.jpg

【受賞論文】
「Diversity of temperate flora at the Tado site, central Japan, during the last glacial stage, reconstructed from the Dr. Shigeru Miki collection (三木茂博士採集の三重県多度産標本から復元した最終氷期の温帯性フロラの多様性)」
百原 新・工藤雄一郎・三宅 尚・中村俊夫・門叶冬樹・塚腰 実
植生史研究 第29巻第2号:53-68(2021)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hisbot/29/2/29_53/_pdf/-char/ja

おめでとうございます!

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