トピックス・イベント情報
Topics & Events

椎名武夫教授、小林達明教授の最終講義が行われました

掲載日:2024/03/14

2024年3月をもって退職される大学院園芸学研究院 椎名武夫教授(先端園芸工学講座)小林達明教授(ランドスケープ・経済学講座)の最終講義が3月1日(金)に行われました。

<椎名 武夫 教授>
椎名教授は、農林水産省食品総合研究所(現:農研機構 食品研究部門)、北海道農業研究センター等での研究職を経て、2014年4月から千葉大学大学院園芸学研究科の教員として、ポストハーベストや食品流通などを専門としながら本学の教育・研究に貢献いただきました。

講義では、「42年間のポストハーベスト研究を振り返って」と題し、生い立ちや学生時代の卒業研究からそれぞれの研究機関で実施された研究課題である流通工学(食品の物的流通と情報流通)なども含めて、岐路となったそれぞれの場面での興味深いエピソードを交えながら、ご自身の研究人生について振り返りました。

椎名先生_講演.jpeg

椎名先生_花束贈呈.jpeg


<小林 達明 教授>

小林教授は、1985年4月に千葉大学大学院園芸学研究科に着任以来、学内外において幅広く教育・研究活動にご尽力されました。
2016年4月から2020年3月の4年間は大学院園芸学研究科長を務められ、ランドスケープ学学位の設置や、アカデミックリンクセンター松戸分館の建設にも大きく関わられました。
また、2020年からは附属図書館松戸分館長としても貢献いただきました。

講義では、「環境の自然治癒力の劣化と再生」として、これまで専門とされてきた再生生態学の研究について語られました。
また後半の講義では、2011年の東日大震災以来継続されてきた原発事故に伴う放射性セシウムによる里山劣化と再生にかかる研究調査について紹介され、その中で語られた地域住民の立場に立って行ってきたという地道な調査での経験談や、「ランドスケープの仕事は『ふるさとづくり』である」という言葉がとても印象的でした。

小林先生_講演.jpg

小林教授_花束贈呈.jpeg

椎名教授と小林教授のこれまでのご尽力に深く感謝し、今後のご活躍を心からお祈り申し上げます。

▲ PAGE TOP