トピックス・イベント情報
Topics & Events

椎名武夫教授が責任著者の論文がScientific Reportsに掲載されました。

掲載日:2022/06/01

令和4年5月17日に、園芸学研究院・椎名武夫教授(専門:ポストハーベスト工学)が責任著者である論文"Modeling the metachronous ripening pattern of mature green tomato as affected by cultivar and storage temperature"が、Springer Nature社の学術論文誌Scientific Reportsに掲載されました。

トマトは、収穫時にある成熟段階以降であれば、収穫後に特別な処理を施すことなく成熟が進行する、追熟性の果実です。トマト特有の赤色を示す色素はリコピンという物質ですが、リコピンが蓄積する前の果実で、しかも追熟が可能な果実が、緑熟果です。本論文では、緑熟状態で収穫したトマト果実の追熟の進行を赤色の指標であるCIE a*を用いて、3つの品種、5つの保存温度で収穫からの経過時間の関数としてモデル化しました。本論文で開発したトマトの追熟モデルを用いることで、この3品種について緑熟時に収穫した果実を用いて、消費者・実需者が希望する熟度(着色段階)のトマト果実を効率的に提供するシステムの開発が可能となります。
本論文は、Webページから誰でも入手可能な"Open Access"論文ですので、ご興味のある方は、下記のURLからぜひご覧ください。

【Modeling the metachronous ripening pattern of mature green tomato as affected by cultivar and storage temperature】
https://www.nature.com/articles/s41598-022-12219-z

▲ PAGE TOP