園芸学部 概要
緩やかな江戸川の流れに沿った緑豊かな台地の上に園芸学部はあります。1909年の創立以来、わが国唯一の国立大学園芸学部として、ここでは、園芸学と造園学を中心とした幅広い分野で、様々な学術的・国際的貢献がなされてきました。
私たちの学部を特徴付けるキーワードは「食と緑」です。園芸植物資源の生産・利用に関わる先端的技術、バイオテクノロジー、環境負荷を低減する資源・エネルギーの効率的な利用技術、人と自然が共生する環境の保全・再生とランドスケープの創造、医学と福祉の考え方を生かした植物の利用、これらと関連する産業の経営・マーケティングと政策などの分野で、これからの社会づくりに貢献し、国際的に活躍できる人材を育てるために、高い専門性を持つ教授陣が協力して教育を行っています。
本学部では教育プログラム制を採用しており、伝統的な学科の枠で基礎的な力を養い、希望するプログラムで時代に即応した知識を身に付けます。教育プログラムでは、教員の目が行き届く少人数の実習、演習、専攻研究によって、課題の設定と解決に関する柔軟な能力を育成します。プログラムは大学院園芸学研究科と連結しており、より専門的な能力をスムーズに伸ばすことができます。
取得できる資格
教育職員免許状
卒業に必要な単位の他に、所定の「教科・科目」等を履修し単位を取得すれば、園芸学科と応用生命化学科と緑地環境学科では、中学校及び高等学校教諭一種免許状「理科」、高等学校教諭一種免許状「農業」のいずれかを取得することができます。また、食料資源経済学科では高等学校教諭一種免許状「農業」を取得することができます。
学芸員
卒業に必要な単位の他に博物館法施行規則に定められた所定の専門科目の単位を取得すれば、学芸員の資格を取得することができます。
樹木医補
所定の科目の単位を取得した後、所定の手続きを経れば、樹木医補として認定されます。
樹木医補資格取得者は、樹木の保護等の業務を1年間経験すると、樹木医研修受講者応募資格を得ることができます。樹木医補以外は、7年以上の経験が必要となります。
食品衛生監視員・食品衛生管理者
食品衛生コースでは応用生命化学科の学生が、卒業後に食品衛生監視員または食品衛生管理者になる資格が得られます。
平成26年度入学者より園芸学科学生は当該コースを受講することができなくなりましたので、ご注意ください。
国際交流
園芸学研究科では、12カ国28大学(2010年4月現在)と交流協定を結び、活発な国際的教育連携と共同研究を推進しています。短期の語学研修や調査研究から交換留学まで、様々な形態の研修・研究・留学が可能です。
また、松戸キャンパスには20カ国130余名の留学生(2010年4月現在)が在籍し、様々なイベントや各国の文化・言葉の勉強会などを通じて活発な多文化交流が行われています。そして、学位取得した留学生の多くは母国で教育・研究者となり、様々な国際的連携を展開しています
中華人民共和国
インドネシア共和国
大韓民国
フィリピン共和国
タイ王国
ベトナム社会主義共和国
マレーシア
アメリカ合衆国
カナダ
- ノバスコシア農業大学
ハンガリー共和国
- テッシェディックシャムエル大学
スイス連邦
ドイツ
* 大学間協定校