概要
自然と共生する都市や地域の再生、持続的循環型社会の構築に向けて、美しい風景の創造をめざすデザインと、緑地生態を研究するサイエンスが融合したコースです。学生は両者にわたる知識を広げながら、各研究領域において専門性の高い研究・創作をおこないます。ランドスケープのデザイン、マネジメントの理論と技術に長けた専門技術者、緑地の療法・福祉利用の高度技能実践者、緑地環境の分析・総合・技術開発に関する専門研究者を育成します。
環境造園計画学領域
都市や農村および自然地域を対象にして、そこにおける人々の生活とそれに対応する空間、自然環境との間に生起する矛盾の解明と快適でエコロジカルな生活環境実現のための計画や制度、手法を研究します。主に取り扱う空間としては、街区・緑道等の都市空間から国立公園、山林等の大自然空間、また集落等の居住地や農地等の農村空間があります。
スタッフのプロフィール
環境造園計画学領域 | |
---|---|
教授(兼) | 古谷 勝則 |
教授 | 齋藤 雪彦 |
准教授(兼) | 霜田 亮祐 |
環境造園デザイン学領域
庭園から都市スケールにいたるオープンスペースを対象に、歴史的、社会的、文化的観点から研究を行い、環境施設としての緑地空間デザインについて考察を深めます。具体的には、国内外の歴史的庭園、生活の場の庭、公園緑地、生活圏の緑地などの空間構成を分析解明し、加えて緑地制度や政策論についても研究します。その中から現代社会にとって、有意義な緑地空間の計画、設計手法、文化的位置づけを探求します。
スタッフのプロフィール
環境造園デザイン学領域 | |
---|---|
教授(兼) | 章 俊華 |
教授 | 武田史朗 |
教授(兼) | 木下 剛 |
環境造園管理学領域
植栽地、歴史的庭園、コミュニティガーデン、都市公園、自然緑地に至る様々な緑地空間や、それらを包含する地域環境を適切にマネジメントするための基礎的な理論、応用技術と施策関する教育研究を行います。その目的は、緑地空間の多面的な役割を基盤としながら、地域を再生し、環境負荷の低減を図りつつ、持続可能な地域づくりを展開することです。これらに係わる教育研究を通じて、人と自然との関係づくり、地域の文化や伝統の継承、コミュニティの醸成、まちなかの賑わいの創出、減災・防災、人口減少社会への対応等の多様な社会課題の解決に貢献します。
スタッフのプロフィール
環境造園管理学領域 | |
---|---|
教授 | 柳井重人 |
教授 | 秋田典子 |
准教授(兼) | 竹内智子 |
助教 | 近江慶光 |
緑地環境システム学領域
緑地環境の地球科学的・生態学的分析を基礎に、そのシステムのモデル化について学び、地球温暖化や都市化、地域開発、特定の生物個体群の増加などの環境変動によって引き起こされる緑地の変化の予測・評価、地域の人間環境や生態環境に適合したサスティナブルなシステムの形成のための技術について探求・展開します。
スタッフのプロフィール
緑地環境システム学領域 | |
---|---|
教授 | 梅木 清 |
准教授(教) | 梅田克樹 |
緑地環境資源学領域
陸域・水域の緑地環境を構成する動植物や土壌・水の生物学的・生態学的研究を基礎に、そのマルチスケールの共時的構造・通時的変遷や機能的関係を学び、都市緑化や荒廃地緑化、自然環境アセスメント、自然再生、生態系管理などの具体的場面における緑地環境資源の利用と保全ならびに循環の技術について探求・展開します。
スタッフのプロフィール
緑地環境資源学領域 | |
---|---|
教授(海) | 富樫 辰也 |
教授 | 百原 新 |
教授 | 高橋 輝昌 |
教授(国) | 上原 浩一 |
准教授(海) | 菊地 友則 |
准教授(兼) | 加藤 顕 |
助教 | 渡辺 洋一 |
環境健康学領域
病気や障害に対するケアだけではなく健常者も対象としたQOLの向上やストレス緩和、精神的な安らぎ、人と環境のより良い関係等の福祉や健康に関して、緑地や園芸、医学、薬学、福祉、教育等の観点から取り組む領域として、園芸療法やアロマセラピー等の植物の療法的・福祉的利用や医療福祉施設の緑化、薬用資源植物、植物・環境文化、環境教育、農・環境関連分野の教育と普及等に関する教育と研究を行います。
スタッフのプロフィール
環境健康学領域 | |
---|---|
教授 | 岩崎 寛 |
准教授 | 三島 孔明 |
准教授(フィ) | 池井 晴美 |
講師(フィ) | 野田 勝二 |
(国)-大学院国際学術研究院所属
(教)-教育学部所属
(海)-海洋バイオシステム研究センター所属
(フィ)-環境健康フィールド科学センター所属
(兼)-国際環境園芸学コース本務