JABEE(日本技術者教育認定機構)とは、大学等で行われている技術者教育プログラムがある一定の基準を満たしていると認定されたプログラムのことで、プログラム修了者は修習技術者の資格が得られます。緑地環境学科では、卒業した学生全員がプログラム修了者となります。
生物環境調節プログラム
平成14年度に認定されました「生物環境調節プログラム」は、平成23年度をもって認定有効期間が終了しました。
緑地環境学プログラム
緑地環境学科は、平成16年度にJABEEの技術者教育プログラムとして認定されました。また、森林および森林関連分野において、日本で最初に認定されたプログラムの一つです。なお、卒業時に「修了証書」が交付され、国際的に技術者教育プログラム修了者として認知されます。
緑地環境学プログラムについて
緑地環境学科の学生は、緑地環境学プログラムを履修します。緑地環境学プログラムは、平成16年度にJABEEの審査に合格しました。認定期間内に緑地環境学科を卒業した者は、全員がJABEE認定プログラム修了者となります。履修方法は、緑地環境学科の履修要件に従い、124単位以上を修得し、学士の学位を得た者が、プログラム修了者となります。
緑地環境学プログラムの学習・教育目標は下記の6つです。緑地環境学科は、私達をとりまく自然環境や日常生活を営む環境を対象として、その仕組みの解明や保全の技術、さらには快適な環境を創造していくための調査・研究・計画・設計技術、自然環境の管理技術、環境に関する文化論などに関わる教育研究を総合的に行っています。緑地環境学プログラム独自の特色は学習・教育目標の(C)から(F)に出ています。
A. 時代にふさわしい高い専門性と総合的判断力をもち、国際化・情報化の進んだ人類社会の一員として、創造的に 行動する表現能力 B. 社会や環境に対する技術者としての専門的・倫理的責任を理解する能力 C. 環境と園芸に関する科学と技術の基礎的な知識 D. 緑地環境を保全・創造・管理するための基礎的な知識と技術力および計画能力 E. 緑地環境を適切に利用し、保全・創造・管理する専門的な技術力と計画能力 F. 社会の変化や技術の進歩に対応し、与えられた制約下で物事を主体的に考え行動し、表現することのできる能力 |
また、緑地環境学プログラムが育成しようとする自立した技術者像は、以下の通りです。
ここで示す技術者像は、プログラム修了時点での姿ではなく、社会に進出してしばらくの期間が経過した後の姿です。
3プログラム共通
人と自然が共生する豊かで持続的な環境を保全し創造するために、緑地環境に関わる解析や、計画・設計、施工・管理・運営に関わる知識・技術を身に付け、持続可能な自然と社会に貢献できる技術者
3つの教育プログラムにおいて、上記の技術者像は以下のように具体化されます。
環境造園教育プログラム
国土計画や地域計画、緑地の計画・設計・施工・管理、土地利用計画・管理、景観計画・管理、都市再生や都市の成長管理、自然再生や自然環境の保全管理、町づくりや環境マネジメント、道路・河川等の緑化・管理、建物の緑化・管理など、広領域から小領域まで緑に関わる環境やランドスケープの計画に関する知識・技術を持ち、造園空間の設計、風景保護、都市や農山村の環境再生・整備を図りながら、自然と共生する生活環境を美しく構成・管理する技術者
緑地科学教育プログラム
生物学と地学に関するフィールドワークを基礎にして、緑地に生ずる諸過程のモデリング・緑地建設・自然環境管理に関する知識・技術を身に付け、持続可能な自然と社会の基盤づくりに貢献できる技術者
環境健康教育プログラム
園芸療法やアロマセラピー等の療法的・福祉的な植物の利用や、医療福祉施設の緑化、薬用資源植物、環境教育等に関する知識・技術を身に付け、QOL(Quality of Life)の向上やストレス緩和、精神的な安らぎなど、人と環境のより良い関係に関する問題に対して幅広く対処する技術者
詳細は、下記ホームページをご確認ください。
緑地環境学プログラムについての質問窓口
問い合わせは、緑地環境学プログラムJABEE相談員にご相談ください。
梅木 清(umeki@)
木下 剛(tkinoshita@)
柳井 重人(yanai@)
岩崎 寛(iway@)
注)メールは@の後にfaculty.chiba-u.jpを付けて送信して下さい。