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田口 太郎さん

~おいしさのメカニズムを分析し、お客様のニーズを商品開発に繋げる!~

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氏名:田口 太郎さん
卒業学科/専攻:応用生命化学科(2013年度卒業)/生物資源科学コース応用生命化学領域(2015年度修了)
勤務先:カゴメ株式会社・研究開発職
経歴:千葉大学大学院博士前期課程修了後、2015年4月入社

(インタビュー実施月:令和5年8月)
(インタビューアー:天知 誠吾 教授、江頭 祐嘉合 教授)

Q1.どのような仕事をされていますか?

A1. 私の勤務している会社(カゴメ)は食品製造分野の会社です。現在、商品の味・香りの定量化分析の仕事をしています。食品のおいしさのメカニズムを科学的に分析して、お客様への訴求情報や商品の開発に繋げる仕事をしています。科学的なデータが売り上げに貢献できることが多く、やりがいのある仕事です。


Q. なぜカゴメを目指されたのですか?
A. 最初は何となく会社のイメージが良かったからです。ですが今となって、そのイメージの良さを紐解いて考えると、誠実な社風と自信を持ってお勧めできる商品が背景にあるのだと感じています。技術的なことでは、学生時代は微生物工学研究室で酵素に関する実験をしていました。野菜を加工する際も酵素が重要な働きをしており、大学や大学院で学んだことも役立つのではないかと思いました。


Q. 園芸学部で学んだことが、今の職業で役立ちましたか?
A.蓋を開けてみると研究内容が直接役立つことは多くはなかったですが、天知誠吾研究室の卒業論文、修士論文の研究を通じて、仮説を立て、実験し、実証するなど研究を行う上でのプロセス、考え方は社会人になってからも、あらゆる場面で大変役立っています。


Q.仕事で心掛けていることはありますか?
A.相手の立場に立って接するようにしています。相手が何を欲して、どう感じるかを考えることを心がけています。

Q2.千葉大学では、どのような学生生活を送っていましたか?

Q.園芸学部を志望した理由は?
A.昔から生物に関する科目に興味があり、応用生命化学科では生化学の基礎と応用の両方を学ぶことができるため、園芸学部を志望しました。また、企業との共同研究も活発で実生活にも役立ちそうだと思いました。

Q.当時の先生方・学友との思い出、千葉大学で学んだこと・・・
A.野球サークルに入っていましたが、そこでいろいろな学部の人と接した経験が会社にはいってからも役立ちました。例えば、自社の営業部門の社員など、立場の違う人と議論をする時に、相手がどう感じるかなど、相手の立場でものを考えることを学びました

Q3.最後に、学生へのメッセージをお願いします。

A3.社会に出ると自分で決めないといけないことの連続です。そのため、将来自分がどのようなことがやりたいのか、自分の中での方針をぼんやりと考える時間も大切だと思います。

田口 太郎さん、ありがとうございました!

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