研究分野の紹介
教員の学内・学外における研究活動について
※教員の所属・職名・研究成果等は掲載時のものです。
園芸フロンティア研究プロジェクト
本プロジェクトは、園芸学研究院の各講座における先進的かつ独創的な連携研究を促進すること、また、新たな研究シーズを発掘・インキュベートすると同時に、従来より進められている研究計画にさらなる視点や展開を加えることでこれを発展させ、将来に大型研究費を獲得できるような、園芸学研究院を代表する優れた研究を育成することを目的として、2021年度から開始しました。
【2023年度】
紫ニンジンの遺伝子改変による新色品種の開発
不足している天然物由来の青色食用着色料の開発を目的に、紫ニンジンの新色品種の開発を行います。紫ニンジンの色素成分を改変するとともに、色素合成が最大限になるような効率的な栽培条件を検討することで、天然物由来着色料の問題解決に貢献します。
プロジェクト代表者:植物生命科学講座・講師 宮原 平
連絡先:miyahara(あっと)chiba-u.jp
食と農の持つ健康機能の検証と普及-千葉県特産・落花生で繫がる健康拠点の構築-
健康拠点の構築を目指し、食と緑の持つ健康機能の検証と普及の推進を目指します。具体的には体験農園の健康効果、機能性食品の開発を検証し、農業体験、食品加工体験等の社会実験を行い、検証結果を体験活動に生かすと同時に、健康に良い農業体験、食品加工体験のあり方を「道の駅」等で発信していきます。
プロジェクト代表者:食と緑の健康創成学講座・教授 齋藤 雪彦
連絡先:ysait8971arch(あっと)faculty.chiba-u.jp
【2022年度】
都市緑化における炭素貯留技術の確立とその付加価値の探求
都市緑地の管理で発生する植物性の廃棄物(剪定枝・雑草ごみなど)は、現在その多くが焼却処分されています。本プロジェクトでは、これらを捨てずにチップ材・炭化物・堆肥などに変化させることにより、『炭素貯留』につながる方法の探索を行います。また、市民の皆さんと最新知見を共有し、松戸キャンパスを通して、炭素貯留による『温暖化防止策』を広く伝えることを目的にしています。
プロジェクト代表者:園芸環境科学講座・准教授 八島 未和
連絡先:matsushima(あっと)faculty.chiba-u.jp
酸味からわかる人類の味覚進化と園芸研究への新展開
ヒトは他の動物と比較して強い酸味への選好性を持ちます。本プロジェクトでは、この理由を進化の観点から解き明かすことを目標としています。このプロジェクトの成果は、果物の品種開発やマーケティングへの貢献が期待されます。
プロジェクト代表者:先端園芸工学講座・准教授 深野 祐也
連絡先:fukano(あっと)chiba-u.jp
緑の自治を促す「ナッジ×デザイン」を活用したまちづくりモデルの構築
行動経済学とランドスケープデザインによるアプローチで、"緑の価値"が人々にうまく伝わる仕組みづくりに挑戦します。都市における公園緑地等でフィールド実験を行い、効果的な仕組みの社会実装を目指しています。
プロジェクト代表者:ランドスケープ経済学講座・講師 矢野 佑樹
連絡先:y.yano(あっと)chiba-u.jp
【2021年度】
色素および香り成分を高含有するアカジソの作出と高効率抽出技術の確立
食生活を豊かにするアカジソの色素成分および香り成分を最大限利用するために、特性の異なる別種との交雑育種や栽培方法および成分抽出条件の検討を行います。本プロジェクトの成果物は様々な形で社会に提供します。
プロジェクト代表者:植物生命科学講座・助教 出口 亜由美
連絡先:deguchia(あっと)chiba-u.jp
植物工場でのブドウ栽培を実現する先進的果樹栽培技術の確立
データサイエンスと先端栽培技術を活用することで、ブドウの果実成分を自在にコントロールする栽培プラットフォームを構築します。また将来的にはこのブドウを利用した"オーダーメイドワイン"の提供も目指しています。
プロジェクト代表者:先端園芸工学講座・助教 齋藤 隆德
連絡先:takanori_saito(あっと)chiba-u.jp
研究トピックスの紹介
千葉大学大学院園芸学研究院では、教員による多彩な研究が日々進められています。 この記事では、各研究者の挑戦的な研究成果をお届けし、園芸の新たな可能性を探ります!
枯草菌の形質転換を革新:抗生物質不要の遺伝子組換え技術を開発
相馬 亜希子講師らの研究チームが、遺伝子組換えの効率を飛躍的に向上させた「ウルトラコンピテントシステム」の開発についてご紹介します。
この技術は抗生物質を使わずに枯草菌の形質転換を行うことを可能にし、遺伝子研究やバイオ生産分野での幅広い応用が期待されています。
研究者:応用生命化学科・講師 相馬 亜希子
千葉大学先進学術賞
詳細は下記大学HPをご確認ください。
受賞年度 | 氏名 | 職名 (当時) | 研究テーマ | 教員紹介 |
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令和6年度 | 深野 祐也 | 准教授 | 進化理論の応用による新領域の開拓 | 詳細 |
令和3年度 | 島田 貴士 | 助教 | 植物脂質の増産に向けた新技術の開発 ~基礎研究から応用研究へ~ | 詳細 |
令和2年度 | 加藤 顕 | 准教授 | 3次元データを用いた森林調査法の確立と気候変動で急増する森林災害への適用 | 詳細 |
千葉大学先進科学賞
※令和2年度より「千葉大学先進学術賞」に名称が変更されました。
受賞年度 | 氏名 | 職名 (当時) | 研究テーマ | 教員紹介 |
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平成26年度 | 華岡 光正 | 准教授 | 光合成を支える細胞内シグナル伝達機構 | 詳細 |
CHIBADAI NEXT
特色ある研究活動の成果
詳細は下記大学HPをご確認ください。
更新月 | 氏名 | 職名 (当時) | 専門分野 | 研究テーマ | 教員紹介 |
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2021年4月 | 渡辺 洋一 | 特任助教 | 森林科学 | 日本と韓国でツツジの新種を発見 | 詳細 |
2020年11月 | 石田 貴士 | 助教 | 消費者行動論 | フードツーリズムによる地域活性のマーケティング戦略 | 詳細 |
島田 貴士 | 助教 | 植物細胞生物学、 分子生物学、遺伝学 |
脂質の作り過ぎを防ぐ植物細胞の巧妙なしくみ | 詳細 | |
2018年4月 | 菊池 真司 | 助教 | 分子細胞遺伝学、 植物遺伝育種学 |
園芸植物における染色体の構造や動態に関する分子細胞遺伝学的研究 | 詳細 |
2017年12月 | 大江 靖雄 | 教授 | 農村経済学、 農業経済学、観光経済学 |
農村ツーリズムとは何か?その意義と課題に迫る | |
2017年10月 | 加藤 顕 | 助教 | 森林リモートセンシング | 3次元リモートセンシング技術とAIによる森林モニタリング | 詳細 |
中牟田 潔 | 教授 | 化学生態学 | 性フェロモンを利用したリンゴ、ナシの難防除害虫の被害低減技術 | ||
2016年5月 | 長 泰行 | 助教 | 行動生態学 | ダニ類を用いた生物間相互作用に関する行動生態学的研究 | 詳細 |
百原 新 | 准教授 | 植生史学 | 気候変動と人間活動に伴う植生景観変遷史-種実化石からの復元 | 詳細 | |
児玉 浩明 | 教授 | 生物化学 | 家畜の生産性と飼育環境を改善させる新規プロバイオティクス | 詳細 |
研究成果の見える化
※2016年より「特色ある研究活動の成果」としてまとめられています。
掲載月 | 氏名 | 職名 (当時) | 研究テーマ | 教員紹介 |
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2014年10月 | 後藤 英司 | 教授 | 植物工場で薬をつくるー高機能な植物生産システムの応用ー | 詳細 |
2012年4月 | 岩崎 寛 | 准教授 | 植物の療法的効果を取り入れた都市緑化 | 詳細 |